合言葉は死の警告 4   �@�A�B �D�E�F �G�H�I




故人の写真を見てその人に変化しようが、頭を覗いて故人との思い出をわざとらしく語ろうが別にいい。
そうやって人の弱みに付け込んで金銭をがっぽり頂こうが、三代目の為に裏資金を蓄えようが自由だ。
転売して現金収入は驚くほど低いけど、スズメの涙ほどでも里の財源に化ける事にかわりはない。

けれどもし、ダンゾウが五芒星イタコ詐欺にイルカを利用しようとして言い包めてたら、許さんっ!!
イルカは素直だから霊に好かれやすいのかも。 感じやすいのもその一つ、トリップしちゃうからね。
まかりまちがって娼婦や陰間の彷徨える霊なんぞが、イルカに入ろうものなら、即席超淫乱イルカ誕生。
トランス状態のイルカはエロスで危険! 現にボク達で立証済みだ、それだけは何が何でも阻止せねば。


「暗部養成組織とは名ばかりの、イタコ詐欺軍団のくせにっ!」
「まったく。 大人しく三代目に謎の貢物をしてればイイものを。」
「カカシ先輩、気合い入れていきましょうか。」
「ウン、マジでガツンと一発かまさなきゃネ。」

裏の道を歩くという事がどんなものか。 本家本元の暗殺部隊の実力を思い知らせてやらねばなるまい。







「チョット、アンタ。 ここに任務で来てる調査員呼んで?」
「帳簿の調査任務は中止です。 ボク達が連れて帰るから。」
「・・・えっと・・・・・ イルカ中忍ですね?」
「そう、オレ達の砂ネズミちゃん。」
「ゴールデンハムスターズのイルカ。」

「は・・・はむ??」
「鈍いネ、アンタ。 さすが根の一員。」
「ボク達の情人だって言ってるんだよ。」
「・・・・・・・マジで?」
「「鬼マジで。」」

正式な暗部隊員に昇格できたら動物面になるが、根の奴らは暗部隊員予備軍だから動物を模してない。
だから動物面は奴らの憧れだ。 西部劇のガンマンがピストルをクルクルと人差し指で回す様に。
面の目の穴の片方に指を突っ込んで、フラフープを斜めにする要領でグルグルと高速回転させる。
思った通り悔しそうだね? お前らにはこんな畏れ多い事、絶対に真似できない事だろう?

何をどうすればイタコ詐欺軍団の心を瞬時にグサリとえぐるのか、そんな事ボク達にはお見通し。
一撃必殺。 嫌味であろうが、こういう風に的確に相手の急所を突くのが本家本元の暗部の仕事。
素人を騙くらかして、金銭を巻き上げて喜んでるうちは、まだまだヒヨッコなんだよ、お前らは。

「い、厭味ったらしく動物面を・・・・・ 虐めだ、ダンゾウ様に言いつけてやる!」
「チョット。 虐めじゃないでショ? 嫌味。 ダンゾウに泣きついてどうすんのヨ。」
「泣くんじゃなくて、そこはもっと悔しがろうよ。 分かる? 自分で這い上がるんだよ?」
「ぅうぅ・・・・・・・」」

「「泣くのは後。 早くイルカを連れてこいっ!!」」
「ぅぅわぁぁ〜〜んっ! ダンゾウ様、権力を笠に着た金玉コンビの虐めですぅ〜〜っ!!」
「「誰が金玉コンビだっ!」」


何気に失礼な奴だ。 いや、あながち金玉でも間違いではない。 玉は常時二個で、ボク達は二人。
ボク達の出したモノはもれなくイルカという受け皿一か所に集まるから、これもまた同意語の様な気が。
カカシ先輩。 今の奴、半べそかいてましたけど、なかなかどうして。 上手い例えじゃないですか。

「ンー 言われてみればそうだネ?」
「 “黄金コンビ” ・・・ですもんね。」

「・・・・“砂ネズミの受け皿には金玉を”コレどう?」
「違う金玉に張りきられたらシャレになりませんよ。」
「ハッ! そうだヨ! 男は皆持ってるよネ、却下。」

「ちなみにイルカも持ってますから、自慰強要の恐れも。」
「ウン、分かりにくいのかと不安になっちゃったからサ。」

はは、さすがのカカシ先輩も不安に思ったんですね? でもやっぱりゴールデンハムスターでいいかと。
さっきの奴が鈍かっただけです。 きっと他の上忍ならピン! ときますよ。 ボク達の事だ、って。
忍びは裏の裏を読め、なんですから。 裏を読めない奴らには、イタコ詐欺程度がお似合いという事です。