絵画は語る 3
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「ほほほほ。 やはりアズサが動きおったか。 あやつは細工物が大好きじゃからの。」
「カメオは細工物なんですか? 俺、宝石と細工物の違いがいまいち良くわかりません。」
「人の好みは十人十色。 おぬしの動物好きとハ虫類嫌いも、いまいち良くわからん。」
「俺のハ虫類嫌いは三代目のせいです! イモリの串焼きなんか無理やりたべさせたから・・・・」
「これこれ、人のせいにするでない。 あれは栄養が豊富じゃ、好き嫌いはいかんぞ?」
うわぁ・・・・ 相変わらずムカつくほど仲がいいネ。 恋人の気配がわからないなんてダメでしょ。
ま、中忍のイルカに暗部の気配をわかれってのが、無理な話なんだケド。 ちょっと寂しいヨ?
腹立つから邪魔しちゃおうっと! イルカは動物が大好き。 だから変化すれはイチコロなの。
オレはイルカの大好きなシロに変化して、火影室に飛び込む。 イルカの胸に向かってジャンプだ。
「こりゃ、カカシ! ノックぐらいせんか!」
「あ!! お帰りなさい、カカシさん・・・・あははは、もう、くすぐったいってば。」
「イルカ〜! ただいま〜!! ・・・・・イルカチョロすぎv 」
「カカシ・・・・ お主、部隊長としてのプライドを捨ておったか、たわけが。」
プライドなんてイルカの前では邪魔なダケ。 そう言いながらも三代目だって笑ってるじゃない。
どの道忍びなんて、長生きできないからネ。 甘えられるうちに甘えるコトにしてる。
誰がいつ死んでも後悔しないように。 毎日楽しく生きるのがオレ達のモットー。 それに・・・・
もしオセロが一色になっちゃったら、一番悲しむのはイルカだから。 何が何でも生き残るヨ。
だから皆そろってセックスした四日前も、はりきりすぎちゃってえらいコトになった。
イルカはヘロヘロ。 次の日出勤するというイルカに、残ったチャクラを取られてオレ達もヘロヘロ。
鈍感なアカデミー生は別として、教員仲間には何があったかなんて、一目瞭然。 情事後丸出しだしネ。
“誘惑フェロモン生産機”と呼ばれたと、その日帰って来たイルカにもの凄い抗議をされた。
そんな怒りもとっくに忘れちゃってる・・・・ この姿で飛びつけば、イルカは全部許してくれるのヨ。
「丁度いい、カカシ。 イルカを国外任務に就かせる。 よいな?」
「ちょっと、三代目! それは・・・・」
「アズサがおる。 心配せんでもええ。」
「え? じゃ、彫の国に俺も?? やったー、久しぶりの国外だ!!」
「うむ。 彫の国の奏宴の里長に面会し、ワシの書状をみせ、説得してもらいたい。」
イルカが国外任務?! 約束違反じゃないかっ!! 教員試験のAランク任務が終わったら内勤でショ?
閉じ込めるのは出来ないケド、里外に出しても国内だって、話し合ったじゃないですかっ!!
・・・アズサが? なら心配ないか。 アイツならストーカー事件で、イルカの生い立ちも知ってるし。
もしヘンな虫つけたら、ただじゃおかない。 酉部隊の元ストーカーの九官鳥をボコッてやるからな!
「ホッコリしておるトコ悪いんじゃがの。 カカシは任務報告、イルカは受付じゃ。」
「はい! では失礼します!」
「アズサが戻ったら、詳細を説明するゆえ、呼びだすまで受付におれ。」
「じゃ、カカシさん、下ろしますよ? ・・・・・また後で。」
あーあ、くつろいでたのに・・・・ イルカになでてもらうと、凄く気持ちがいいんだよネ。
仕方ない、戻るか。 ん? テンゾウも帰ってきた? 火影室の扉の向こうで気配がする。
“お帰りなさい! あははは、くすぐったいよ!”と、イルカの声。 クロに変化して飛びついたみたい。
やっぱり考えるコト同じだよネ? イルカに許してもらわないと、後で楽しくセックスできないモン。
「イルカの動物好きが、今回役立つのじゃ。 いらん戦いを避けられる。」
「・・・・三代目の策略は成功するでしょう。 また二重三重に網を敷いてるんですよネ?」
「ほほほほ。 テンゾウが入ってきたら、お主たちにも頼みたい事がある。」
「わかりました。」
そうこうしてたらテンゾウが入って来た。 あ、お前まだクロのままだよ? 戻んなさいよ、はやく!
・・・・三代目が呆れてる。 仕方ないじゃないですか、オレ達飼いならされちゃったんですから。
でもキッカケをくれたのは、三代目ですよ? ある意味オレ達の縁結びの神様。 たまに拝んでおくか。
パン、パン! 縁結びのおじい様三代目、ありがたや〜 ・・・心の中で柏手を打つ。 よーしOK!
三代目からオレ達で手分けして、世界のどこかの賭場にいる綱手姫を探し出し、書状を渡せと言われた。
追尾の得意なオレ達ふたりに頼むとは、十中八九、イルカが受けたさっきの任務と関係がある。
見つけたとして・・・・ 血液恐怖症の綱手姫が、暗殺任務に協力してくれるのかな・・・・。
イルカは別行動っぽいケド。 アズサが行くぐらいだから、そうとうな修羅場になるはずだ。