合言葉は死の警告 6
@AB
CDF
GHI
三代目は“日常生活にも潤いを”的な感覚で、愛玩忍としてイルカの無意識エロを楽しんでいた。
ボク達の調教は至ってシンプル、愛しすぎる恋人達だ。 ほら、イルカはボク達が大好きでしょう?
だから今回も、三代目とボク達をこんなに心配させて! みたいな事を言えば、万事が上手くいく。
カカシ先輩とボクの悪知恵を生かせば、こんなのは実に簡単な事なんだよ。 ふふふふ・・・・v
ちょっぴり傷ついたフリをしてみるとか、プチ悲しむそぶりをみせるとか、良心を刺激するんだ。
するとイルカは必ずと言っていいほど、心配をかけたボク達の為に埋め合わせしてくれようとする。
少々調子こいて、ちょっぴりエロいお願いや、プチエロいお願いだとかを言ってみてもオールOK!
“そんなのでいいの? ほんとに?”ってね。 変態チックでもなんでも、そりゃもう一途に。
いわゆる世間一般的に見て “お仕置き” の部類であっても、イルカはそう思ってないからね。
大事な恋人達を心配させてごめんなさい、こんなので許してもらえるの? ・・・・ってな感じだ。
これぞ調教の醍醐味でしょう。 分かる? 自主的に “お仕置きして” を言わせてるんだよ。
いや、本人は全然お仕置きされてる自覚はないよ? 純粋にボク達の為だと思い込んでるしね!
どうにもこうにも。 ボク達の為に一生懸命頑張るところが、これがまた一段と可愛いんだよv
おねだりという名のお仕置きを考えると楽しくて、つい下半身が。 ・・・・面で隠しときますか。
ボクとカカシ先輩はそれぞれの面に、物質変化の術をかけた。 幻術とは違って、触る事が可能だ。
「「物質変化の術っ!!」」
「・・・・お、なかなかピッタリフィットv」
「・・・・おお、思った以上にマッチ感がv」
その場しのぎだが、ボク達の動物面を天狗面にした。 鼻の部分を伸ばし、空洞にしてある。
これでどんだけ大きくしても平気だ。 ちなみに、もしも出してしまった場合でも問題はない。
ボク達はエコロジストだからね、どこかの海中へ異空間移動。 放出すれば魚のいい餌になるよ。
「「志村さんちのダンゾウさーん!」」
ダンゾウならボク達の気配に気づいているはずなのに。 自称 五芒星ダンゾウめ、何を企んでいるのやら。
「ん・・・・ んん。 ちゅぱっ。 ちゅる、ちゅる・・・・ んん・・・・ ぅふぅ・・・」
「「・・・・・・・・・・・・・・。」」
「ぁ。 カカシさん、テンゾウさん!」
こ・・・・ これは一体。 どういう話の流れでこういう事になっているんだか、全くもって謎だ。
イルカの顔を見た瞬間に出しちゃったらどうしよう、と危惧したけど。 魚の餌にはならなかった。
というか、鎮静状態に戻った・・・・ カカシ先輩、なんか嫌な予感がしたんですよね、来る前に。
三代目がウインクごときを嫌がって来ない訳が、よくやく分かった。 なんたる破壊力だ・・・・・
「チョット!! 何やってんのダンゾウ! アンタがやっても可愛くない、って言われたデショ?!」
「ウインクだけならまだしも・・・・・ いや、それも悪寒モノですが! まさに悪霊の粋ですっ!!」
「・・・・むっ! 今はまだ研究段階じゃっ!」
「「・・・・・・・なんてこった・・・・・。」」
誰が予想しただろうか。 よもやこんな場面に遭遇しようなど。 面まで変化させてスタンバったのに。
ボク達が天狗面を股間に装着して突入した、自称 五芒星ダンソウの部屋。 確かに奴はそこに居た。
そしてイルカも。 ワザとらしく卑猥に豚骨ラーメンを食ってるダンゾウを、カメラで撮影してた。
イルカは利用されるにはされていたが、通り名 彷徨える魂の送り人 とは何の関係もなかった。
卑猥な食い方、写真、ダンゾウとイルカ・・・・。 瞬時にこの状況で考えられる事柄を導き出す。
ダンソウは三代目の愛玩忍だったイルカの、あの無意識エロリズムな仕草を、パクるつもりだっ!!
冗談じゃない、今は立派にボク達の恋人なんだぞ?! 悪質なのは五芒星イタコ詐欺だけで十分だっ!
「それはイルカだから似合うのっ! エロ可愛いのっ! オレ達の股間に直撃なのっ!」
「早々に気持ちよーく出して、お魚さんに餌を提供できていたかもしれないぐらいっ!」
「ヨシ、バッチコーイ、ってセッティングした、この天狗面の立場は?! 異空間と繋げたのヨ?!」
「そうですよ! 今頃、どこかの海の中で魚群が餌をもらえずにひもじい思いをしてるかもですっ!」
「・・・・・・ちゅる。 ・・・・魚??」
「わ、やたら鼻のおっきい犬の面と猫の面だ・・・・ なんか可愛いですっ!!」
「「・・・・・・・・え、そう?」」
「はいっ! 砂ネズミも可愛いですけど、この角度から見るとなんとも・・・ わ! 可愛いっ!!」
「「・・・・・・イ、イルカ?!」」
そう言ってイルカがボク達の股間に顔を近づけて来た。 というか、チャクラ吸着させてる面に。
右斜め下、左斜め上、真横、正面。 あらゆる角度から熱く、しげしげと見つめる。 ・・・・ぅ!
そんなに情熱的な視線を寄越さないでよ。 イルカ、もしかして・・・・ かけて欲しいの??
「よし、決めた!」
「「 え゛っ!! 」」
「カカシさん、テンゾウさん、そのままじっとしていて下さいね?」
「「や、あの、イルカ、お、おちついて・・・・」」
一度鎮静化してたナニがイルカの熱視線で、ちょみっと元気に。 恋人としては要求に応えるべき?!
ダンゾウは丁度どんぶりから汁を飲んでてこちらの動きに気付いてない。 ・・・・今なら大丈夫かも。
いそいそと面を取ろうと思ったら、パチリとシャッター音が。 ・・・・なーんだ、写真か。 ちぇ!