合言葉は死の警告 9   @AB CDE FGI




もう、なんて可愛いの、イルカってばv 無意識ヨ? 念写ポラロイドに無意識でチャクラを流したの。
いつもイルカはあいう風にオレ達の愛情を感じている、ってコトなのっ! もう、もう、もうっ!
あんまり嬉しいから、三代目にあの写真あげちゃったヨ。 だってサ、見せびらかしたいじゃないのっ!

三代目が愛玩忍として調教したイルカはメタメタエロ可愛い。 でもあの写真はオレ達そのモノなのヨv
三代目がモグラもどきの砂ネズミの式を教えてから、イルカの式はずっと砂ネズミ。 確かに可愛いヨ?
でもイルカには砂ネズミを卒業してもらう。 今後は砂ネズミに変わる新たな可愛い式を作らせるの。

その名もズバリ、ゴールデンズ。 イルカが作る式を、あの写真に映ってるヤツにしちゃえばイイ。
犬だか猫だか天狗だか、とにかくなんか可愛い白い動物。 アレもしかして暗部面? みたいな。
そうすればもう、“潜入部隊の砂ネズミちゃん”とかは、軽々しく呼ばれなくなると思う。

あのエロっちい仕草で“ ん、はぁ〜”と作られた式は、なんとなく暗部面の様な白い生き物。
チョット考えれば分かるでショ? なんだか謎の動物、つい聞いちゃうよネ? “これナニ?”って。
そうしたらイルカが答えるワケ。 “ふふ、俺の大好きなゴールデンズですv”とかネー。
暗部面っぽいなー って思ってたトコロにゴールデンズときたら、もう他は連想できないでショ。

「ん・・・・あんなに心配させてごめんなさい。 ・・・元気でました?」
「「もう元気ハツラツ、脈打ちっぱなしっ!!」」
「よかった・・・・  ふ・・・ ん。 お二人が笑ってると、俺も嬉しい。」
「「イルカが道中ずっと頑張ってくれたからねvv」」

イルカに入れてた二つのナニ型チャクラ玉を、イルカの中から取り出すのはものスゴク楽しかったv
ガンガン腰振っちゃったヨv だって “ずっとここにお二人を感じてました” とか言うんだもんv
止まれるワケないよネ? 養殖ボランテアは終了、速攻、天狗面放り投げて襲いかかちゃったヨ。
イルカのも終始、腹に着くぐらい元気だったしネ! コレコレ、これぞ、オレ達生きてる、って感じ!


「不思議です。 お二人のチャクラだと思うと・・・・ それだけで気持ち良くて、俺・・・・・」
「「ちゅv 一緒一緒v ちゅv」」
「フフフ。 オレ達もそうだーヨ? イルカの気持ちよさそうな顔見てるだけで気持ちイイ。」
「ウン、イルカの体は心と同じ。 ボク達の事を凄く愛してる、って伝えてくれるんだよ。」

「ん。 こんなので喜んでくれる恋人達・・・・ 俺ってなんて贅沢・・・・ ん・・・・」
「「お休み、イルカ。 はい、お休みのキス。 んちゅー ちゅぱっv」」
「俺も。 おやすみなさい・・・・ カカシさん、テンゾウさん。 ちゅ、ちゅぱっv」


フフフ、すっかりイルカの中では、恋人同士のするお休みなさいのキス=耳たぶを吸う、って定着。
本当は目を開けてんのもダルイだろうに。 クス! 健気にも実行してくれるんだよネ、コレも。
明日朝起きて一番に言おう。 “イルカの作る式、あの写真のを実体化するのはどう?”って。
そうしたらイルカは大喜びするヨ? “わ、俺のオリジナルを?! やってみますっ!”ってネ。

「イルカ、目を輝かせて喜ぶでしょうね。 ふふふ!」
「残念! これで根にスパイ派遣が出来なくなったネ?」
「カカシ先輩。 合言葉は“中を守るは”“ゴールデンズ”なんて、どうです?」
「イイじゃないのソレッ! イルカなら“中”は里か火影だと思うだろうしサ!」
「「最高っ! これでイルカの中も安泰v」」

・・・・どうもネ、真面目なイルカはオレ達の情人が自分だと知られちゃダメだ、と思ってるみたい。
三代目火影の両腕と称されてる暗部の司令塔、そんなお二人に迷惑がかかる、って思い込んでんの。
俺は日陰の存在でいい、高名な忍びの名に傷はつけません! とかを、本気で思ってるんだーヨ!

火影の手を離れ、カカシとテンゾウの情人になったらしい。 それは一部噂として広まり始めてる。
でも噂はあくまで噂。 イルカが頑張って秘密を守ろうとすればするだけ眉唾っぽくなっちゃうし。
“彷徨える魂の送り人”や“潜入部隊の砂ネズミちゃん”は、なんの牽制にもならないでショ?
だってオレ達を連想させるモノが何一つないんだもん。 噂だけじゃイルカの尻がガラ空きなワケヨ。

チョット前までの噂は“火影が贔屓してる中忍は三代目のお気に入り、お手付きらしい”だった。
そんなの、イルカに耳には一切入ってないの。 それは三代目がそう臭わせてただけ、だからネ。
ケド、オレ達の噂は真実なんだから隠す必要がない。 むしろ、真実よバリバリ広まれ、ってな勢い。

なかなかどうして。 これでも気を遣ってんのヨ? 自分達で気づかせてあげる、なんて。
わざわざ墓穴掘ってケチンケチョンに言われる必要もないし、パシリに使われるコトもない。
もう完璧。 これ以上ない、ってほど完璧な作戦。 アー オレ達ってなんて仲間思いなんだろうネ!


「合言葉、イルカ本人、式。 三つもチャンスがあっても気付かないヤツって、いるかな?」
「アハハ! さすがにそこまでおバカでアウトな上忍なんて・・・・ 里にはいませんよ。」
「ウン、だよネー?」
「ええ、そうです。」

「砂ネズミにはゴールデンハムスター’S も、捨てがたいですが。」
「“中を守るは”“ゴールデンズ”に、勝るものはなしと見た!」

ま、イルカの目には、カカシとテンゾウは厳格かつ仕事がデキる恋人達、として映ってるからネ。
イルカのオレ達像を壊すワケにはいかない。 実際、イルカ以外の他の人間には、ほぼそうだしサ。
花街でド派手に遊んでたケド、それはメリハリをつけてたからなんだヨ。 里の中では違うしネ。
フフフ、どんな小さなコトでもイルカが不快な話は耳に入れたくないのヨ。 超尊敬されてるからv

ヤー テンゾウ。 一時はどうなるコトかと思ったよネ? あの根でイルカが調査任務だなんてサ。
イルカのモノホンイタコ体質を利用したりする、直接の害はなかったケド! 害といえば・・・・・
ま、三代目は近いうちに、ダンソウの研究の成果、破壊力抜群の仕草を拝むコトになる。 そんぐらい!