狛犬さんの事情 6   @AB CDF GHI




これ以上の拷問があるだろうか、いやあるまい。 イルカ君の美味しそうな裸体が目の前にあるのに!
触っても駄目、舐めても駄目だなんて!! さっきボク達はたまらなくなって、触って舐めちゃった。
そしたら卵が引っ込んだんだよ、中に。 ・・・・いや自然の摂理だとは分かっていても、つい。 ね?

するとすかさずイルカ君が律儀にエロ中継をしてくれて、ボク達はまたもや仲良く発射するハメになった。
“奥に入ってくるぅ〜” とか、“飲み込んじゃった・・・・”とか。 ワザとなのか?! どうなんだっ!
・・・・って、入れて揺さぶって聞いてみたくなったけど。 ワザとじゃない事はボク達が一番知っている。
ずっと下忍の頃から我が道を行くイルカ君を見てきた。 一生懸命誰かの役に立とうと頑張ってる姿を。

「はぁ、はぁ・・・・・ 今、何個目です、か・・・・・」
「「・・・・・三個目だヨ、頑張って、イルカ君!」」
「はい・・・ ん・・・ あとふたつ・・・・ う〜〜〜ん・・・・・ ぅぅ・・・・・」
「「もうちょっと・・・・・・ 頑張れ、イルカ君!」」

「・・・・・ぁぁ、狛犬さんだ・・・・ あの時も・・・・ こうやって応援してくれた・・・・ 」
「「うん、ずっとイルカ君を見てたよ。 頑張って産んで?」」
「ぅぅ・・・・・ 大好き、木の葉の狛犬さん。 俺、お二人が大好きです・・・・    ぁんv」
「「・・・・・・・・うっ!!」」

いや、これはその、今言うセリフじゃないよね? どうなの?! 少しはボク達の息子事情も察してよっ!
なんて。 木の葉隠れの里に属している全ての忍び達から尊敬を集める、暗部の司令塔のボク達が。
そんな情けない事を言える訳ないじゃないか! あのジリ貧生活でさえ泣き事を言わず乗りきったのに!
この鬼デンジャラスなイルカ君の煽り文句に、免疫が出来るまで。 耐えて耐えて耐え抜いてやるっ!

「 カカシ先輩っ!! 忍びは・・・・・ 耐え忍ぶ者・・・ そうですよねっ!? 」
「 オレ達は若くして暗部を任された黄金コンビ、耐えるんだ、テンゾウッ!! 」
「あ! また中で動いてる・・・・ 擦れて・・・ もう一個とぶつかってる・・・  ぁぁあんv」
「「くっ!!! ・・・・・・つっ!!!」」

今さっき気合いを入れたとこなのに、あえなく暴発させてしまった。 イルカ君の尻に飛び散る液体。
無駄撃ちし過ぎて、トロリともしていないボク達の精液が、尻たぶからモモにかけてツツツーと伝う。
だんだんとろみがなくなっていくんですね。 なんか、カウパー汁の方がとろみがある気がしません?
そんなくだらない会話で気を紛らわさない限り、イルカ君のお菊ちゃんを凝視していられないんだ。

本当なら指を突っ込んで無理やりかき出したい! でもやっぱりお菊ちゃんを血だらけに出来ないよ。
いくらイルカ君が煽っても、ヒクヒクのお菊ちゃんが誘惑してきても。 ボク達のイルカ君の、だから。
ボクの恥辱蔓が、中まで到達した先駆者だったけど。 ウメちゃんの卵にまで先を越されるなんて。

「オレさ、テンゾウがナンにも言わないからしらばっくれて、先に入れようとしたんだーヨ。」
「・・・・・・・・くすっ! 知ってましたよ、そんな事。 なんですか今更。 しかもこんな時に。」
「ヤー だってイルカ君に触ってたら、こんな話出来ないでショ、煽られちゃって。」
「そりゃそうですね、気を紛らわせる・・・ なんて。 あり得ません。」

それに今だから言いますが。 ボク、お菊ちゃんの初開通は、カカシ先輩に譲るつもりでしたよ?
ほら、恥辱蔓はボクが操ったじゃないですか。 一応ボクが上のお口の開通者、って事になりますもん。
それに部隊長だし。 ボクより年上だし。 先輩の方が経験もあるから痛くないだろうな、とか思って。
でも結局、イルカ君の上のお口も下のお口も。 お初は人外のモノに持って行かれちゃいましたね。

「ウン。 ごめーんネ? 勝負しないで勝手に入れようとした罰、だヨ。」
「ふふふ、では人肌のお初を賭けて、改めて勝負しましょうか。」
「ヨシ、ジャンケン一回勝負だヨ。 勝ったらお尻、負けたらお口。」
「いいでしょう。 いきますよ? ジャンケン・・・・・」

「・・・・・ポンッ!! 一個出たっ!!」
「「・・・・・・イルカ・・・・ 君??」」
「・・・・産みました、ほら。 う〜・・・・・ 残すはこの、動いてるヤツです・・・・ んん!」
「「・・・・・・・・くすっ! うん、最後の一個、頑張って?」」

「・・・・・・・ハハ、正真正銘、オレがお菊ちゃん担当v」
「んじゃ、ボクはお口で。 まあ、触りまくってかけまくってますから。」
「ネ? 正直、イルカ君で何度も出したし?」
「あははは! 違いないです、その通り!」

このイルカ君のマイペースさ。 今のジャンケンはイルカ君の開通の位置を賭けての勝負だったんだよ?
・・・・・なんて言っても分かんないんだろうな。 ウメちゃんの卵でも、なんか可愛く思えてきた。
イルカ君がこんなに頑張って出したんだもん。 ・・・・・・あ。 イルカ君が手を握ってくれ、って。
・・・・・・カカシ先輩。 妻の出産に立ち会ってる夫って、ひょっとしてこんな心境なんでしょうかね?