あなたな生活 1   ABC DEF GHI JK




『いうかたん・・・・ どっか いくってほんと?』
『うん、俺は中忍になったから。 しばらく里には戻らないんだ・・・・』
『ぅ・・・・ ぅう・・・ やだっ!! いくなってばよぉっ!』
『お、その口癖は ・・・ってばよ、か! 血は争えないな? ・・・くすくす!』

『何年かしたらもう覚えてないだろうけどな・・・ 俺は忘れないから。』
『わぁ〜〜ん いうかたん! わ〜〜ん!!』
『こらこらナルト! 男はそう簡単に・・・ 泣いちゃ・・・・・ ぅう・・・・ うっ!』
『『わぁあ゛ぁあ〜〜〜〜んっっ!!』』




テンゾウ、イルカちゃんさ、気に入ってくれて良かったネー? なかなかナイスな木遁ハウスだヨ?
・・・・エ? オレの忍犬ズもいい見張りだ? 当然じゃない。 皆、変化も出来るからネ、余裕!
見張り番は、もれなく仔犬に変化。 皆、赤ちゃん犬のフリしてイルカちゃんに甘えてる。 フフフv
やっぱ “あなた” な仔犬はサ、保護欲をかきたてる様なヨチヨチ歩きの仔犬でなきゃ。 でショ?

愛する〜 イルカは〜 い〜ま ここぉ〜にぃ〜〜〜 ♪  なんちゃって! ただいま〜〜vv

・・・・わぁ〜んっ!!
「ナニごと?!」
「どうしたの?!」

「「 イルカちゃんっ!! 」」
「忘れ・・・ ないから・・・・ ナル・・・ト・・・ ぅー むにゃ、むにゃ・・・・・」
「「・・・・・・・・・・・・このナルトフェチめ。 くすっ!」」

ウキウキとテンゾウ作 “あなた” な木遁ハウスの白いドアを開けたらば、愛しい人の寝言がお出迎え。
・・・・アー ビックリした! ちょっちハードな任務、夜中の帰還になっちゃったからネ・・・。
しかし。 ここにきてもナルト。 いくら四代目の大ファンでナルトフェチだとしても、だヨ?
出産後の妻が赤ちゃんにばかり愛情を放出してて、ちょっぴり淋しい夫の気分、を早くも味わった。

重婚婚約を成立させたばかりのオレ達は、立て続けに任務。 でもしばらくイルカちゃんが家に居る。
イルカちゃんは二週間の休暇の後、任務受付所の受付に配属されるらしい。 いわゆる受付嬢ってヤツ。
【木の実】で身につけた接客術は、そのまま任務受付所でも即、役に立つとは思うケド・・・・ ネ?

「「・・・・・・・・・子煩悩で受付嬢な・・・ 里のニューフェイス。」」
「テンゾウ、イルカちゃんってサ・・・・ マンマ、独身男のターゲットだと思わない?」
「カカシ先輩、それよりもっと恐ろしいのは、育児放棄型のクノイチ連中の視線ですよ。」
「「・・・・・・・・・アイツらはハイエナ、ピンチ。」」

あの木の実スマイルで、ふふ! とか笑われてミソ? 温かホンワカオーラに包まれちゃうんだヨ?
ナニを隠そう、オレ達がそれでヤラれたんだから。 自分で言うのもナンだけど、目は肥えてる。
オレ達のイルカちゃんの嘘と、そんじょそこらのクノイチ連中の嘘。 もう、月とスッポンだから。
かたや、隠しても隠しきれない愛情が溢れてる。 かたや、隠しても隠しきれない打算が漏れてる。

あの時はホント、久しぶりに胸の奥が痛かったヨ。 店に閉じ込められて焼かれた、って聞いた時。
ウン。 どこの売り者か知らないけど、必ずみつけて狩ってやる! って思った。 お前もでショ?
里の中忍なんだから自分の身は自分で守れる、そう思うけどサ。 海千山千相手じゃ、分が悪いよネ?

「“この安らぎの存在。 私の男として飼ってみたい・・・”とか。」
「“種をもらえばこっちのモノ、首輪をつけたも同然・・・”とか。」
「“乗っかっちゃえば、責任とります! とか言いそうなタイプv”とか。」
「“酒に弱いんだもの、酔わせちゃえば難なく攻略できそうだわv”とか。」

なんとか先手を打たないと。 あのハイエナどもに喰われちゃうのがオチだヨ。 オレ達の、だケド。
かといて名札をつけるワケにもいかない。 アイツらの様に、種を首輪変わりに出来る膣もない。
ナニより、オレ達が突っ込む側だもん、百億分の一の確率で孕むとしても、イルカちゃんの方だし。
や、億だろうが兆だろうが京だろうが、男のイルカちゃんが孕む可能性は、全く持ってないヨ?

今でも夢に見るぐらいナルトのコト愛しちゃってる、元ベビーシッター。 ひょっとしたらネ?
自分が産んだ気になって俺の子! とか。 自己暗示かけちゃってるんじゃないの?! みたいな。
・・・・・・フフフ。 でも。 こうやってイルカちゃんが待ってる家に帰るって、イイよネ?

「んちゅーv イルカちゃん、起きて?」
「旦那さん達のお帰りだヨ? ンチューv」
「う〜ん・・・・ ん・・・ ぁ。 お帰りなさいっ!!」
「「ただいま〜vv」」

「・・・・・ところで。 なんではだけてるんです??」
「だってナルト! って叫んでたし・・・・」
「坊やになってあげようかな、って・・・・」

「「吸ってたら授乳してる気になって淋しくないでしょう??」」
「・・・・・なりませんよ! もう! ・・・・・・・って、ぁんv ちょ・・・ ぁ・・・あぁ・・・」
「「お母さん、おっぱい頂戴vv」」
「・・・・ば・・・・・ ばかぁ・・・・ んん・・・ ぅ・・・・ぁ・・・」

平たい胸でもちっちゃい乳首でも、いくら吸っても母乳はでないと知ってるけど! 可愛いの。
イルカちゃんは男のくせに母性の塊。 このちっちゃいイルカ乳首はかなりの性感帯なのヨ。
ほら、穴は一個ずつしかないから、順番っこしかないでショ? 上下交代で、とか。 でも乳首はネ?
おあつらえ向きに一個ずつだから半分っこできる! 一緒にイルカちゃんの胸を舐めるのは意外に楽しいのv

ネェ、テンゾウ。 これから帰って来たら、最初にこうやって起そうか? ・・・・フフフv