あなたな生活 2   @BC DEF GHI JK




さてどうするか。 昨日カカシ先輩が言ったけど、よく考えたらその通り。 何って、このままじゃね?
ボク達は暗部だから、引退するまでは結婚できないんだ。 というか、結婚してもいいんだけど危険。
イルカちゃんが一般人だからと、諦めそうになってた時もそう思ったけど、弱みのネタにされる。
ボク達は暗殺部隊、しかもそれぞれが部下を持つ身だ。 恨みの数と言ったら、それはもう・・・・

他里の連中のターゲットにされるのは必須。 まあ、そのヘンはイルカちゃんも中忍、大丈夫か・・・・
今現在イルカちゃんの様に、里に戻ってきていない、長期任務に就いている忍びもたくさんいる訳で。
久しぶりの里であの木の実スマイルのお出迎え。 宣言してもいい、独身男はやられちゃいますよ。

「“お疲れ様でした、お帰りなさい。 俺もね、少し前までは潜ってたんですよ ・・・ふふ。”」
「“おれの淋しい気持ちをわかってくれるのは・・・ あんただけだ! 海野イルカ中忍っ!!”」
「“駄目です! 俺には婚約者達がいるんです、名前は明かせませんが・・・・”」
「“名を明かせないないなど、海野イルカ中忍をないがしろにしている証拠だ!”」

「“グへへ、よいではないか、よいではないか・・・”」
「“あーれー 駄目ですー!”」
「“ガバチョッ!”」
「“うぅ・・・ イルカは汚されてしまいました・・・”」


「・・・先輩、なんで時代劇の悪代官風です?」
「・・・んー 別に意味ナシ。 なんとなく?」
「「とにかく!! ・・・・・・・・・・・おのれ許さんっっ!!」」



まあ、そのうちにいろんな所から噂が耳に入るから、そういうのは減ってくるだろうけど・・・・
火影直属 暗殺戦術特殊部隊 超エリートとなった精鋭部隊の長だ。 四天、その一角を担う部隊長。
普通で考えたらボク達に逆らう馬鹿はいない。 問題は里の・・・・ 特別上忍以上のクノイチ連中。

はっきり言ってタチが悪い。 フェロモンは武器の一つ、抑える事をしないで喰い散らかしてる。
ボク達もそうだけど、部下も皆、基本的に里のクノイチと寝ない。 その計算高さを知ってるからね。
自分達はいずれ木の葉の玉を産む体、少々おイタをしても見逃してもらえるって、知ってるんだよ。
それにやっぱり最高の体をしてるからね・・・・ 乗っかられられた奴は美味しい、って思っちゃう。

・・・・・悲しいかなイルカちゃんは中忍。 そそのかされて乗っかられちゃう可能性が濃厚っ!
昨日想定した酒飲ましてどうこう、よりももっと恐ろしい事が起こり得る可能性が無きにしも非ず!
優しいイルカちゃんにつけ込んで謎の悲劇を語り出すかも知れない。 涙ながらに訴えるかも。

イルカちゃんはボク達が毎日可愛がって、尻を弄ってあげなきゃ満足できない体にする予定だけど。
尻を弄りながら、なんてそんな事は、クノイチなら余裕のヨッちゃん。 指でも道具でも使うだろう。
どうせ尻を弄られるなら、女の人の方がいいです、俺の子を産んでくれるらしいし・・・・ とか!!
ひー 考えれば考えるだけピンチです、カカシ先輩!! この二週間の内に受付対策を練らないと・・・・・

「大丈夫だ、テンゾウ。 オレ達は火影を支える四天王だヨ? クノイチごときにビビるな。」
「そ・・・・ そうですよね。 あなたな家もバッチリですし! 仔犬だって、坊やだって・・・・」
「今、努力したコトは・・・・ 将来必ず報われるんだヨ。」

「・・・・カカシ先輩、相変わらずカッコいい台詞です。」
「デショ? 実はコレはガイのパクリv」
「ガイさんの、ですか。 まあ、お二人ともキメ台詞は無駄にカッコいいですからね。」
「・・・・キメ台詞勝負ではなんとか勝ち越してるヨ?」
「さすが永遠のライバル対決・・・・ くだらない事でもハイレベルだ・・・・」



「ハァ・・・・ それはそうと。アカデミー関係に配属する予定は、まだまだ先なのかネ?」
「そりゃ里に戻って突然アカデミー教師、とはいかないでしょう、いくらなんでも。」
「「目指させろ、一刻も早くアカデミー教員への道!!」」

そうです、忍者学校は鉄壁の守りですから。 お子チャマに囲まれてるところにフェロモンクノイチ?
いくら色気のあるクノイチがフェロモンを振りまいても、目の前の可愛いお子チャマには勝てるまい。
なんてったって、イルカちゃんは母性本能の塊。 見えそうで見えない胸より、鼻たれ小僧を選ぶ!

クノイチのプライドは火影岩山級に高いから、お子チャマに負けたとあったら立ち直れませんよ?!
クノイチのプライドを無意識に粉々、アカデミー教師の道を照らせ!! 近い将来、ナルトの担任確定!
まあ、ナルトフェチのイルカちゃんなら他の子もクソミソに可愛がりそうだけど、背に腹は変えられない!

「「受付嬢期間は最短最速希望っ! まずは目先の敵を排除するっ!!」」

ふー なんか抱負を口に出しただけなのに、めちゃめちゃ良い対策をたてた気になりますね!
・・・・てか。 話変わりますが、帯ときごっこ、今度お願いしてやってみたくなりました、ボク。
・・・え? 先輩もですか?? もー 二人とも悪代官じゃ面白くないじゃないですか・・・・ う〜ん。
二人のスケベ大名に、よいではないか、よいではないか、ってされる家来? ・・・・・わ、いいかもv



「海野中忍の配属先がどこになろうが、帯ときごっこをしようが知ったこっちゃないけど。」
「な? 部隊長達、また戌猫部隊合同任務って、完璧忘れてるよな・・・・」
「まあ、まあ・・・・  でもさ、昨日もツーマンセル任務だった、って言うしさ・・・」
「うん、最近ずっと休息日ナシ、らしい。 ゲスト的存在でも、仕方ないんじゃね?」

「・・・・・オアズケくらって欲求不満で殺気立ってるより、マシだと思うけど。」
「「「あー ・・・・それだと、マジでヤバい。 スルーしかないな・・・・。」」」