あなたな生活 6
@AB
CDF
GHI
JK
「おれの顔の火傷・・・・ ずっと前イルカちゃんは、仲間を守った証だと言ってくれたんだ・・・」
「な・・・・ 今でもそう思ってますよ!! 当然じゃないですかっ! 忍びの勲章ですっ!!」
「・・・・ははは、やっぱりイルカちゃんだ・・・・ 暗示なんか、いつか解いてやる・・・・・」
「いや、あの、解くも何も、そもそも・・・・・」
「一度は諦めたんだ、イルカちゃんは一般人だから。 でも・・・ ずっと側にいろイルカちゃん。」
「ラ、ライドウさん?! ・・・・・・えっと・・・・ 俺には婚約者がいるんです、二人。」
「・・・・二人? だからか。 ここまで完全に隠ぺい工作出来たのは・・・・ くそっ!」
「い、いえ、そうではなくて・・・・・ だから俺は・・・・・」
「おれへの愛を・・・暗示で消されているなら・・・・ また思い出せばいい・・・・・・」
「わわわ! ちょ・・・ ちょっとライドウさん、タンマ! 何して・・・・ ん・・・・」
「こうして・・・ 少しずつ思い出そう? ・・・・毎日二人で ・・・・暗示を解いていこうな・・・・」
「ゃ・・・・ だ・・・ ちょ・・・・ ・・・・聞い・・・ てって・・・・・・ ん・・・」
さすがライドウさん。 お得意のカラスを口寄せする術札が、ありとあらゆる柱に仕掛けてあった。
感知式の口寄せ術札だ、異空間と繋がってる術札。 侵入者を感知すると術札が柱から浮かび上がる。
そして口寄せの術が発動。 術札の中からライドウさんの飼ってる凶暴なカラスが飛び出してくる。
まず、感知されるより先に柱の中から術札を取り出すんだ。 カカシ先輩の写輪眼ならそれが可能。
そして口寄せの術が発動する前に、素早く柱の中に戻す。 使った物は元あった所に戻しましょう!
くり抜いた柱の補修は木遁にお任せ はい、元通り! これで術札と繋がってるカラスは混乱する。
え? え? 今、誰か来なかった?? 札から飛びだそうとしたけど、札は柱の中にまだあるよ?
へ? もしかして誤感知しちゃったの?! やっべー 俺らライドウさんに燃やされるじゃんか。
・・・・・とまあ。 カラスからしたらこんな気持ちになる。 カラスはズル賢いからスルーする。
多分、何事もなかったかのように振る舞うだろう。 自分達のミスをもみ消そうとするはずだ。
ライドウさんちの柱の中の口寄せ術札はそのまま。 術が発動する事もなければカラスの出番もない。
またいつものように、侵入者に対しての警戒を続けるだけだ。 カカシ先輩とボクが通った後にね。
まあ、木の葉の精鋭部隊、暗部の四天王と呼ばれるボク達にかかれば、こんなもんでしょう、ふふふ!
よし、イルカの気配がする部屋に向かうぞ! ・・・・・と、その部屋の扉の前に立ったらば。
なにぃ?! あの鼻に抜ける可愛いかすれ声は・・・・ なぜにイルカの声が情事仕立てに?!
ライドウさんは正義感バリバリで、そんでもって木の実のイルカちゃんに堕とされて・・・・
愛してると言った言葉をそのまま自分への思いだと信じてるなら・・・・ 二人で愛を育もうと?!
「 だ・・・めだ・・・ ライド・・・・ ん・・・ 殺され・・・ ちゃう・・・・ ふぅぅ・・・」
「くす・・・ 大丈夫。 言ったろう? こう見えて結構強いんだぞ? ・・・・ちゅ・・・・」
「はっ・・・・ ぁ・・・・ ぁぁ・・・・ やめ・・・・ て・・・・・ んん・・・・・」
「ほら、気持ちいい事だけを考えて・・・・・ イルカちゃん・・・・ 思い出してくれ、愛を・・・・」
「「 そこで何してるっっ!! 」」
なんとそのままの光景が・・・・ イルカの両腕を片手でしっかり縫い止めて、片手はセーターの中に。
中忍のイルカの抵抗なんぞ、あのライドウさんの前では、アリンコのジャンプの様に無いも同然だ。
その手は・・・・ そのセーターに突っ込んだ手の指先は・・・・ まさか・・・ イルカ乳首に??
ボク達が帰ってから一番に舐めようとしてたイルカ乳首・・・・ 摘まんでるの?? そうなの?!
「ぁ・・・・・ ぁ・・・ 違・・・・ ます・・・ これ・・・ は・・・ ん・・・」
「カカシにテンゾウか? 何って・・・ 見れば分かかるだろう、取り込み中だ。」
「「と・・・・ 取り込み中だって?! ・・・・うがぁ〜〜〜っっ!! 」」
「なんだ? 任務の助っ人か?? 後で火影室に行くよ。」
「・・・・なあ、カカシ、テンゾウ。 女に突っ込むだけが人生じゃないぞ? お前達も愛を見つけろ。」
「ゃ・・・・ だ・・・・ も・・・・ やめ・・・・ て・・・・」
「見たかったら見ててもいいけど、イルカちゃんは嫌みたいだ。 さあ、もう帰ってくれ。」
ぎゃー 駄目駄目!! ストップッ!! ライドウさんっ! イルカはボク達のお手付きだからっ!!
そりゃ、三十路も近いライドウさんからしたら、後から出てきた若造達になるかもしれませんが。
てか、先手必勝! もうすでにボク達の婚約者ですから! 里ともきっちり取引を済ませてるんですっ!
男の尻に突っ込むのは時間がかかってめんどくさいからパス、なボク達は、もういないんですっ!
楽しくて楽しくて仕方がないんですよっ! 時間めちゃめちゃかけてもかけ足りないぐらいっ!!
まだ二回しか抱き合ってないけど、これから尻だけでイケる様にする予定なんですよ、ボク達がっ!!
「んっ・・・ ライドウさん・・・・・ 婚約者です、俺の・・・・ だから・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・お前達が?? ・・・・お前達だったのかっっ!! 」
「「・・・・・・・そうだけど。 いや、そうじゃなくて・・・ あ゛―――― もうっ!!」」
ライドウさんがギン! とボク達を睨みつけた。 えっと・・・ カカシ先輩、完全に誤解してますよね、これ。