呼びかけの間 9   @AB CDE FGI JK




瞬身で海ちゃんの小部屋の天井裏に移動。 いや〜 モザイク香が店全体に行き届いてるって良いね?
ちょっとした忍術を使いたい放題だもん。 そう言えばクラブSの忍術可って・・・・ モザイク香?
あの忍具をリースしてるのかな? オーナーは元クノイチだし信用出来る。 うん、きっとそうだね。

ここは忍びらしく天井裏から侵入する。 任務干渉の方法を先輩と相談して、木遁を使うコトにした。
部屋の隅に観葉植物が置いてあるから、あの植物から蔓を伸ばす。 謎の蔓がイルカに襲いかかるんだ。
観葉植物の一個ぐらい切り刻んでも、後でボクが同じようなモノ生やして元に戻しておけば問題ない。
木遁で操った蔓にグルグルと巻かれたイルカが、ボク達の名を呼び助けを求める。 完璧です、先輩!


だってイルカはボク達の事を、三代目と同じく盲目的に信用しているから、正当性に訴えなきゃね。
よし、木遁 黙殺縛りっ! ごめんね? そんなに絞めつけないから、ちょっと拘束するだけだから。
・・・・興奮しすぎると鼻血が出るって、本当かもしれない。 呼吸が、鼻息が荒くなるのは確かだ。
今それを、身を持って体験してるボク達。 “花街の遊び忍の金ちゃんズ”と呼ばれたボク達が。

少しグルグル縛るつもりだったのに、イルカが風遁で蔓を切ろうと反撃してきたりしたから、つい。
印が組めない様に、手足をベッドの四隅に括りつけちゃった。 若干予定と違うけどいいですよね?
あの部屋で不審な気を感じたから戻って来た、イルカが心配で助けに来たんだと、カッコよく登場。
やたら呼吸の荒いボク達を見ても、急いで来てくれたんだと、イルカはナイス誤解をしてくれるはず。


「「ハァハァ・・・ イルカ! 大丈夫?!  ゴクリ・・・・ 今助けてあげるからね?!」」
「カカシさんっ! テンゾウさんっっ!!」

ジタバタもがいていたイルカが動きを止め、ボク達を見て心底嬉しそうに笑う。 大げさに蔓を切る。
暴れてたから、浴衣の裾が左右にオープン・ザ・セサミだ。 股の間からイルカのモノが顔を出してた。
てか、いくらひとりで自由だからって、下着ぐらいはいとこう? いや、別にこれで良いんだけどね?
イルカは感極まって抱きついて来た。 さっきより数段、鼻息の荒くなってるボク達には気付かずに。

「な、なんかヘンな感じがしたからサ、この部屋。 気になって戻ってきたんだヨ。」
「と、突然変異の植物かな・・・・ これ念の為に切り刻んでおきますね? うりゃっ!」
「わ、凄い、一瞬でっ!! ありがとうございました。 俺、どうやら勘違いしてたようです。」

「「・・・・ か、勘違い??」」
「はい。 俺、魂が未練のある物って、これだと思ってたんです、でも・・・・・」

うん、それは違うんだよ、お店の物だからね? イルカがコレと言って指差したのは、玩具箱。
でも、と続けて言ったのは、なんと今の観葉植物。 いや、これボクが操って伸ばしただけだし・・・・
なんて、こんな感動でウルウルしてるイルカに向かって言えるはずない。 思わずカカシ先輩を見る。
どうします先輩? 本当の事を話さないと、今の伐採でイルカは任務完了だと思っちゃいませんか?

「フ〜ン? コレがねぇ。 でもどうしてそう思ったの? 謎のツルだったケド。」
「きっと、この植物が危険だと、皆に知らせる為に留まっていたと思うんです、この部屋に。」
「な、なるほど・・・・ じゃあ、これでイルカの任務は完了・・・・・ かな?」
「はい! ふたりが来てくれたから。 この鉢の土をちゃんと処分して、完了です!」

カカシ先輩の目が、ギンッと鋭く玩具箱を見て、顎をしゃくった・・・・ これは・・・・ 強行?
・・・・はい、分かりました。 こうなりゃ強行、ウヤムヤにしてしまえ作戦ですね? 了解です!
イルカをダウンさせてその間に、故人が未練を残した本物のモノを見つける、と言う事ですね?
本来も、助けたご褒美に玩具で遊ぶつもりだったし。 ひと手間、過程が増えるだけですもんね。


「「ところでイルカ、オレ達にご褒美チョウダイ?」
「・・・・??」
「任務協力とイルカ救出の、ふたつのご褒美です。」
「え・・・あ、あの・・・ 俺は何をすれば・・・・??」
「「何もしなくていいよ? 言われるままに・・・・」」

ふふふ、前回と同様のおねだり攻撃だ。 イルカもピンと来たらしく、おずおずと足を開き始めた。
・・・・・ガハッ!! あ、危ない、本気で鼻血吹きそうになった。 これ後で見たら興奮するな。
あの鏡の向こうでは、影分身変化のアオバ兄弟が、たまらずイチモツに手を伸ばしている事だろう。


「これ入れてみたいな・・・ イルカ、力抜いて?」
「ん、ん、 あ・・・・ こ、うです、か・・・・?  あぅぁっ、んぅ!」
「イッパイあるから、一個ずつ試してみよーネ?」
「そ、れ・・・ ぁぁ・・・ 全部ぅ・・・? な、なんか・・・・ 動い、て・・・ぅぁぁ・・・」

枕抱いたままお尻つき出しててね、って言ったらからギューギュー枕にしがみついてる。 可愛いなぁ!
イルカのお尻はもちろん、ボク達の方につき出てる。 玩具とボク達のを順番に交代で入れて楽しんだ。
そりゃ動くよイルカ。 だってこれはその為の玩具だし? 後でどれが一番気持ち良かったか聞こう。