あうんの門の狛犬 11
@AB
CDE
FGH
IKL
ウーン、ツヤツヤの肌だしネ、忍びのくせにフレンドリーだし。 イタズラしたい気持ちは分かるケド。
エセ絵描きの坊ちゃまのデコに【ムッツリ】と書いて放置。 妙に安眠しているイルカ君を肩に担ぐ。
御店のお手伝いさんには“代わりのお友達を寄越しますから連れて帰りますヨ”と声をかけた。
そんなに健康肉体美を追求したいなら、うってつけな男が木の葉にいる。 ・・・口寄せの術っっ!!
バックンを呼び出し、ガイへの伝言を頼んだ。 イルカ君の好意を無にした報いは受けてもらうヨ?
“健康な肉体を描くのが夢の、余命わずかな坊ちゃまの為に、男を見せる時だガイ! 紅屋に急げ!”
じゃ、そういうコトで。 パックン、ちゃんと紅屋へガイを案内してあげて? ヨロシクー。
フフ、あの熱血男ガイの事だ、頼んでもいいないのに素っ裸になりそうだーネ。 そう言えば・・・・
ムッツリ坊っちゃんの所望通り、ガイは腹に額当てを巻いてるからネ。 理想のヌードモデルでショ。
町を出てしばらく行くと、テンゾウが木遁チャクラのコントロール成果を試してみたいと言い出した。
木遁で出したのは、いつか見たぶっとい添え木の姿勢矯正ギプスみたいなものじゃなく、細いツタ。
傀儡使い 砂隠れのチヨ婆も真っ青の、操り具合だ。 この二年の修行の成果だネ? やるなテンゾウ。
二年前はカクカクした動きだったイルカ君が、今や立派な木遁傀儡人形、マリオネットイルカ君に!!
「せっかくだからサ、このまま操りながら帰る?」
「いいですねー 今ボクの集中力はハンパないですよ・・・・ それっ!!」
「おおーーーーー 見事なハイジャンプ!! ヨシ、イルカ君に続け、ゴー ゴー テンゾウ!!」
「あはは! 前を走らせるイルカ君のちょんまげがパタパタして、可愛いですね!」
ウン、オレの忍犬の尻尾みたい! イルカ君に、回し蹴りとか飛び蹴りとかをさせながら進ませる。
途中で発見した敵忍らしき中忍も、テンゾウの操る熟睡イルカ君は、蹴り二撃で地面に沈めてた。
テンゾウ、お前・・・・ このチャクラコントロールなら、恥辱触手・・・ イケるんじゃないの?!
・・・・・・・・ン? チョト、なに太くしてんの!! 木遁傀儡バージョンのツタはどうしたの?!
さっきまで超細い糸の様だったツタが、待機所で出してたような、触手に近い太めのツルに変わった。
イルカ君を操っていたはずのツタが、逆にイルカ君に巻きつくような形で絡みつき始めている。
快調にかっとばしていたイルカ君の体は、ゆっくりと仰向けになり横倒しに、カクンと首が仰け反った。
「いや、その・・・・ 先輩が “恥辱触手” なんて言うからですよ? つい・・・・」
「・・・・・・・・ねぇ、テンゾウ。 なんだかイルカ君、激エロくない??」
「・・・・・・・・ちょっとだけ・・・・・ 口に入れてみます?」
「・・・・・・・・ウン、チョットだけ・・・・ ネ?」
人間誰しも“魔が差す”ってコトがあるでショ? 今がその時。 だってサ・・・・ エロいんだもん!
チョット、テンゾウ・・・・ コレ完璧な恥辱触手だヨ・・・・ ウネウネと動く様はまさにっ!!
目標を定めた触手が、にゅるんと体勢を整え波打っててエロス!! イルカ君のお口に到着だっ!
おおーーーー イルカ君の唇をツツツとなぞり何度も往復、先っぽが少しづつ口の中へ・・・・・・
「ヤバッ! ・・・・・・オレ、起った!」
「うぅ・・・・ ボ、ボクも・・・・・。」
「・・・・仕方ない、出すか。 お前、コッチ向くなヨ?」
「先輩こそ! そ、そうだ、背中合わせで抜きましょう?」
「「・・・・・決まり!」」
30cm程の距離をあけ、テンゾウと背中向きに抜くコトにした・・・・・・・ はずなのに。
肘が当たらないだけでイイや、肘が当たったら興ざめだもん。 テンゾウもオレも右利きでよかったヨ。
首を横向きに、口を犯されているイルカ君を見ていたら、少しずつ体も横向いて。 で、仲良く横並び。
木の葉史上始まって以来の財源難といわれていた二年前。 赤字スレスレの財源に一抹の光りを与えた。
迷子癖のある人懐っこい下忍、困った貧乏人ホイホイ。 そんなイルカ君にこんなに欲情しちゃうなんて。
ソコまで不自由してないはずだよネ? なのに5秒でギンギンよ? オレの息子はどうなっちゃってんの?
正露丸を兵糧丸だと思っていた純真無垢のイルカ君・・・・ のお口に慰めてもらってるつもりで・・・・・
ウッ、気持ち良すぎっ! てか、入れたい・・・・・ イルカ君の後ろのお口にも、入れたいっっっ!!!
・・・・・はっ!? 紅屋の坊ちゃまのコト、ムッツリだなんて言えないじゃないの、コレじゃ!
や、ムッツリじゃないモン。 坊ちゃまはムッツリ、オレ達はオープンエロ、全然違うヨ、ウン!
なんて、心の中で必死に言い訳をしながらイッた瞬間、想像の中のイルカ君はエライことになってた。
ゴメンね、オビト。 花街での触手プレイは諦めて? イルカ君をベチョベチョにした方が楽しいカラ。
偶然にもテンゾウとオレはイクのも同時だった。 黄金コンビはこっちの金もコンビだヨ、まいったネ。
そう言えば。 テンゾウが操った二年前のイルカ君に、頭をボフボフされたあの時、嬉しかったヨ。
例え本人は麻酔で眠っているだけだったとしても、あのぎこちないチョップが・・・・ ナゼか嬉しかった。
・・・・・そうだネ。 いくらオレ達でも、あそこまで下忍の面倒見てあげる必要なかったもんネー。
ハハ、オレ達さエリート暗部のクセにバカだネ? イルカ君のおにぎりを独占、報告も楽しみにしてたり。
これってどう考えてもアレだヨ。 あの子の瞳に釘付け、ドッキンハートに瞬きショットってヤツでショ?