嘘も方便 11
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CDE
FGH
IKL
そう、百聞は一見にしかず、論より証拠作戦がボク達の脳への情報伝達をより確実にするものです!
アクシデントで強固になってしまった術のせいで、イルカは何があっても起きないだろう。
地震が起きても雷が落ちてもスヤスヤ、火事になってもグーグー、三代目が怒鳴ってもグッスリと。
・・・・当然ながらイルカは何も覚えていない。 もし何か感じても全部が夢の中だと思うはずだ。
考えれば考えるだけ混乱する、だから考えない事にした。 すると勝手に手がイルカに伸びて・・・・
ついね? だって、触り心地の良さそうなツヤツヤの肌だと思ったらつい。 わー スベスベ・・・・。
やっぱりカカシ先輩もボクと同じで、無言でイルカの腹を撫でてた。 ナデナデナデ・・・・・。
「俗に言うきめ細かい肌、って言うんでしょうかね、こういうの。」
「ウン、女の柔肌とはチョット違うネ? なんだろ、馴染む感じ?」
「ムニムニ感はないけど、ハリのある弾力性というか・・・・・」
「無駄な脂肪があんまりないんだヨ。 イルカも中忍だしサ。」
そうなんだよね、だから謎だ。 男はまったくの管轄外、他の中忍なら撫でたいとも思わないよ。
・・・・・あれ? いつの間にか手が腰骨に・・・・ わー 抱え甲斐がありそうな腰ですね。
・・・・・はっ! 何を考えてるんだ、ボクはっ! 意味もなくウエスト付近を撫でまわしてる。
イルカが少しだけモゾモゾと動いた。 そりゃそうだよ、くすぐったいよね、ごめん。
「「・・・・っ?!」」
「カ・・・・・ カカシ先輩っ!!」
「テ・・・・・ テンゾウッ!!」
「「・・・・・エロッ!!」」
いや、自然現象だと分かってるよ? 腰周りを両方から撫でられたらブルブルしちゃうよ、鳥肌だ。
分かってるよそんな事! でもなんかエロいんだよ乳首がっ! ボク達の胸にだってあるのに!
さっきはフニンとしてて柔かそうで薄ピンク色してたのに。 今はちょっと濃いピンクで粒を主張!
ただの鳥肌立てた結果の代物だ、ってのは十分理解してるよ! 仕方ないじゃないか、エロいんだ!!
「「・・・・・・・・・・。」」
「・・・・・・オレ、右担当。」
「・・・・・・ボクは左です。」
「「ろ、論より証拠作戦続行っ!!」」
つつつ・・・・と 人差し指の先で腰骨から胸部まで移動した。 目指すはこの先にあるピンクの粒。
・・・・・・・よし、いくぞ! カカシ先輩に合図を促し、せーの! でポチっと粒を押してみた。
あ。 イルカがビクッ! ってした。 可愛い・・・・・ はっ!! ち、違う、そうじゃないっ!
これは論より証拠作戦だ、検証しなくては! クリクリクリ・・・・ ナデナデナデ・・・・
「駄目です、楽しいです。 どうしましょう?」
「ウン、摘まんでも押しても楽しいんだケド?」
「「・・・・・・・・・。」」
そう、摘まんでも押しても楽しい、すなわち舐めてみたい、ちょっと舌の先でつついてみたい。
なんという興奮。 今までたかが乳首に対して、ここまで食む事への欲求があったか? いや、ない!
ちょいと下を向くと自分の胸部にもくっついてる。 男にはこれといったメリットがない乳輪と乳首。
なのに他人の、しかも同じ男の粒に対してのこの衝動を確かめるべく、チロリと舐めてみた。
「っ・・・・ ん。」
「「・・・・!!」」
「・・・・ぅ。 ・・・・っ。」
「「・・・・・・・・・・。」」
なんとも言えないイルカの小さな吐息が返ってくる。 もしかして気持ちいいのか? そうなのか?!
カカシ先輩、イルカは気持ちよさそうです! なんか、ボク達異様に興奮してませんか? これ。
ペロペロとイルカの乳首を舐めると唾液で滑りがよくなり、調子に乗って乳輪の周りを指でなぞる。
するとボクの舌でつついていた先っぽがキュッっと硬さを増すのが分かった。 ・・・・・敏感だ。
「せ・・・・ 先輩っ! イルカが困った顔をしていますっ!」
「ウン、眉間にシワが寄ってるネ? 唇も時々噛んで・・・・」
「「・・・・何とも言えない耐え顔に・・・・・・・」」
嫌悪感どころか、ドンと来いウェルカム状態。 は、っと目をやるとイルカのももがモジモジと。
股の間のイチモツが硬くなったみたい。 そうか、膝のあたりで停滞してるパジャマが邪魔なんだ!
・・・・・ここまで来たら、自分の脳みそを納得させる為に、すべてを検証する必要があるとみた!
よし、脱がせてあげよう! よいしょ、っと・・・・ OK! これでモジモジしないですむね?
イルカのモノが起き上がる様子をよく観察できる様に、先輩と片方つづももを左右に開いてみる。
なんとなく離しがたくて、乳首を人差し指でムニムニ潰しつつ、腰の横からかぶり付きでガン見だ。
「「やっぱり感じてるんだ・・・・・ ごくり・・・・」」
そんなもん、誰だってそうだろうっ! っていうツッコミは残念ながら却下だ。 イルカは男だし。
これが普通の女なら、濡れ濡れになってしかるべき行為だよ? でもイルカは間違いなく感じてる。
つまりカカシ先輩の読み通り、イルカにはxxy型の染色体が潜んでいるという事に他ならない。
なんて意外性のある忍びなんでしょうね・・・・ 木の葉の良心の癖に、エロくさい反応をするとは。
イルカの粒をこねながら検証した結果、急激に心変わりしたのは、隠れxxy型のせいだと断定。
先輩、ボク達が嫌悪感すら抱かないのは、イルカの中の雌を感じ取ったから、ではないでしょうか?
きっとそうです! そうでないと、ここまで急激にボク達の感情が揺さぶられる事はありませんから。
イルカは限りなく雄に近い雌なんですよ! ボク達は自他共に認める優秀な忍びですよね? ね?
ナノレベルの染色体に反応したんですよっ! だからイルカに対するこの感情はごく普通の事です!
ふう・・・・ これで少しは安心しましたね、先輩。 ボク達が男に転んだんじゃないと分かって。