あなたならどうする? 15
@AB
CDE
FGH
IJK
LM
俺は教師になる前は潜入部隊に所属してたんだ。 だから使える嘘の種類を分かってるつもりだった。
ついていい嘘とそうでない嘘。 謝るタイミングだってよく知っているつもりだった。 だから・・・・
あの時もすぐ次の日に、三代目に言って本人達を呼び出してもらった。 オコバさんとヒロヤさんを。
そして、あのままだったら確実に如月さんと紅さんに殺されていた俺を助けてくれたお礼も言った。
部隊長達の名前を出した事も謝った。 それでもう済んだ事だと思ったんだ。 オレの中ではあの嘘は。
“うみの中忍はこのままでいいんですか?”なんて聞かれたけど、アカデミー教師は自分の選んだ道。
“良いも悪いもありません。 俺が自分で選んだ道です”そう伝えたら、自分達も協力すると言って。
それから本当に、時々アカデミーの側の樹の上に来てくれた。 子供達に教えたら喜んでたっけな。
『あの樹にいるのは暗部だ。 お前らは、本物の仮面の忍者木ノ葉に見守ってもらってるんだぞ?』
ふふ、校庭に子供の姿で登場した時は吃驚したなぁ! 全然分からなかった、さすが暗部だ、って。
でもまさか。 俺のついたバレバレの嘘を信じていたなんて。 謝ったのに、スルーだったなんて。
よくも可愛い部下を騙してくれたなと、部隊長達達が提案した事は、なんと本物の情人になれ! だった。
俺って昔からなんでか野郎に好かれる。 頑張ってノーマルを貫いていたけど、どこまでもそうらしい。
ひょっとして、俺ってそういう体質なのかも。 やっぱ、俺がホラれちゃうんだろうな、とか。
まあ・・・・ 身から出た錆び、って思ったのは本当だ。 それにどうせヤラれるなら・・・・ な?
あんな親切な隊員達が信じている嘘を、本当にしても・・・・ それはそれでいいんじゃないかって。
で、正直に二人に打ち明けたんだ。 結構言い寄られてるけど、後ろは初めてなんですよ俺、って。
『や! やぁぁああ、うぅうぅぅぅ・・・・ ふぅぅ、んん・・ あぁぁあぁぁあ・・・・・・』
『オレ達も色々勉強したケド・・・・・ すごいねぇ、先生。 本当に初めてなの??』
『バ・・・・バカッ! あっ! あ、あ、あぁぁっぁ・・・ ひぃ・・・ん・・・・ ん・・・・』
『どうしよう、楽しい・・・・ イルカ先生の後ろ、めちゃめちゃ喜んでくれてる・・・・』
『ネ、先生。 色々教えて? オレ達もまだまだ知らなきゃならないコトがイッパイあるから・・・・』
『はっ、はっ、はっぁ・・・・ ぁっ、 ん、んん・・・・・ だめ、だ・・・・ もぅ・・・・ あぁっ!』
『だめじゃないでしょう? ・・・・ほら。 もっと頑張れますって・・・・ ね? ふふふ・・・』
『この・・・・・ ぁっ、ん! はぁぁ・・・・ ぁ、ぁ、ぁ・・・・ どエロ、っつ! 部隊長ども!!』
『『だって部下公認のラブラブな関係だも〜んvv ね、 先生?』』
最初思ったんだ、どんなバレバレな嘘でも、即その場で謝ったほうが良かったって。 でもなあ。
あの時、薬が抜けた後すぐ謝ったら・・・・ やっぱり俺、ヤられちゃってたと思うんだよ・・・・。
暗部の止めどない性欲の凄さを身を持って体験した今なら言える。 あの時の嘘に悔いは無し! って。
覚悟を決めて部隊長達に抱かれたら。 俺って言い寄られるのはこのせいか、と思ったほど感じまくった。
ハッキリ言ってめちゃめちゃ気持ちよかった。 訳分かんなくなったしな。 俺、淫乱なの? な感じ。
覚えてないほどイカされたし、数えられないほどかけられた。 そんな淫獣の様な俺の姿を・・・・
母ちゃんの様な如月さんや姉ちゃんの様な紅さんに・・・・ 見られないでよかったよ、ほんとに。
でもカカシさんもテンゾウさんも、めちゃめちゃカッコいいのに。 尻弄りが楽しい変態だったなんて。
これはやっぱり機密事項だよな、里の。 里の誉とも言われて、TVアニメのモデルにもなっている部隊の。
あんなに立派で親切な隊員達を統括している部隊長達が、ドSでドエロ。 子供の夢は壊しちゃ駄目だ。
・・・・・まあ、そんな部隊長達にイカされまくった俺が一番変態だよな。 自分じゃ気が付かなかっただけで。
アカデミーの生徒達に心の中で言い訳してみたり。 公と私は全く別だから、先生は先生だから! とか。
あの時ついた嘘が本当になっただけ、そうだろう? そう思わなきゃ。 俺は他にどうすればよかったんだ?
「オレらは先に帰るヨ。 最近付き合ってあげられなくて悪いネ?」
「店の請求書はボク達に回していいから。 好きなだけ遊びなね?」
「「合同任務、戌部隊・猫部隊、解散っっ!!」」
「「「お疲れしたーーーーっ!!」」」
「「「 ゴチになりますっっ!!」」」
「なあ、コバ。 部隊長達、あれから生き生きしてるな?」
「おう! やっぱおれ達が煽って正解だったな、ヒロ!」
「日陰生活に耐えてたうみの中忍も、これで淋しくないな。」
「・・・なんかさ、おれ達って・・・・ 結構、イイ男じゃね?」
「あはは! 部隊長達にはまだまだ追いつかないけどな!」
「だな! ヒロ、お前今日どこ行く? 決めてるの?」
「この前、キャバ嬢の潮吹きショー 見れなかったから・・・・ やってみようかな、なんて。」
「・・・・潮吹きショーか。 面白そうだな、なに幻術? おお!! それ乗ったっっ!!」
「キャバクラ行く人、この指とーまれっ!!」
こうやって、第二第三のカカ・テンが育って行くのでした。 ようは、上司に似るんですよ部下は!(苦笑) 聖