例えばこんな話 9
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ボク達暗部は、知っての通り火影様の直轄部隊だ。 だから正規の忍びが知らないような事も知ってる。
いつだって三代目と苦楽を分かち合って来た。 血に飢えた獣のように、獲物を楽しんで狩る事も。
里の中にその狂気を持ち込まない為に、花街でド派手に発散する事も。 三代目火影の公認行為だ。
その三代目が・・・・・ 子供の頃から鍛えたと? 目をかけられ、それに応えた忍びだというのか。
部下達はそれも知っていたのかもしれない。 だから・・・・ あえてボク達に男だと言わなかったんだ。
どうせ触られるなら女の方が良いに決まってる。 カカシ先輩もボクもボディマッサージは大好きだ。
花街の泡風呂で、ほんのり良い匂いのするオイルを体で塗ってもらうのが大好き。 リラックス効果抜群!
ボクはというと、宿備えつけのTVでAVを観てる。 一応気を遣ってイヤホンで聞いてみたり。
でも後ろの様子が気になって、ついつい盗み聞きしちゃった! AV? そんなのもう観る気ないから。
あのカカシ先輩でも ウーウー言ってる・・・・ そうとう気持ちが良いらしい。 凄いよ、うみの中忍!
わー ボクも楽しみになって来た。 ゴールドフィンガーだもんね? もう男でも、この際許す!
「ンー アーーーー 気持ち良いv 思わず声でちゃうネ・・・・ ンーーーー」
「さすがというか・・・・・ 凄い良い肉のつき方してますね・・・・」
「フフフ、そーお? ンー じゃあそろそろコッチもお願いv ヨロシクーvv」
「・・・・・へ? こっちって・・・・・ ぇ。 あの・・・・ お元気です、ね??」
ふふふ、カカシ先輩、触ってもらう前に起っちゃたみたい。 仕方ないよね、三代目のお墨付きなら。
うつ伏せ状態が辛くなったのか、早くもカカシ先輩は仰向けになり、息子をポロンと取り出した。
・・・・と、ボクは思っているだけで、実際に見てる訳じゃない。 AV鑑賞中って事にしてるから。
でも多分、合ってると思うよ? さっきまでしてた会話が途切れたもん。 ・・・・ほら、ね?
「・・・・っつ! ハァ、ハァ・・・・・ うみの中忍、テクニシャンだねぇ・・・・ まいった!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そ、そうですか。 」
「ア―――― 気持ちよかった、スッキリッ! テンゾウ! お待たせっ!!」
「・・・・・・・。 (そうだった、まだあと一人いたんだった・・・・・) 」
「! 待ってましたっ! やー ボク、実はAVほとんど観てなかったんですよ!」
「そんなコトだろうと思ったヨ! つまんない任務の後だしネ、AV観ててもねぇ・・・・」
「おかげでボクもう、最初からちょっと元気です・・・・」
「フフ、でもうみの中忍のマッサージ、マジで気持ちイイからやってもらった方がいいヨ?」
横向いてマッサージしてもらってもいい? そう聞いたら、横揉みっていうのをしてくれるらしい。
さすが三代目に鍛えられただけはある、臨機応変に対処できるマッサージだ。 お? おおお?!
これは・・・・・ 本当に気持ちが良い。 力加減といい、強弱のつけ方といい、体重のかけ方といい。
ちょっと元気になりかけたボクの息子、こういうのを放置プレイ、っていうのかな? 初めての体験だ。
ここは花街じゃないから、ほんのり香るオイルはないけど、うみの中忍本人がほんのり石鹸の匂い。
部屋に入って来た時、ホコホコしてるなあ、とは思ってたけど。 どうやら温泉に浸かっていたようだ。
ボク達は部屋の備えつけの露天風呂で行水しただけ。 どんな潜入員なのか、もの凄く楽しみで。
ウチの上忍達をも唸らせる腕。 ゴールドフィンガーな中忍。 てっきり女だと思ってたよ。
例え手で抜いてもらうだけだとしても男に握ってもらうのは嫌だな、なんて。 もうそんな事、思わない。
だって、うみの中忍は正真正銘ゴールドフィンガーだ。 めちゃめちゃ気持ちが良い!
先輩じゃないけど、思わず声が出ちゃったよ。 あーー うーー あー 息子もますます元気になった。
「あーーーー ごめん、ボク、もうギブアップ。 これ、お願いしていい?」
「 ・・・・・・か・・・・硬くなってます、ねー わー ・・・・・・。 」
「だって放置プレイってした事なかったし。 泡風呂では口で無理に起たせてもらうからね。」
「 ・・・・・・そ、そうなんですか・・・・・ ははははー。 」
さっきカカシ先輩に、テクニシャンとまで言わせたうみの中忍のフィンガーテクを、ボクも味わった。
火影様・・・・・ どうやったらこんなに素直で仲間思いの忍びに教育出来たんですか?!
木の葉の上忍をも唸らせる、この雨射の肩書きは本物だった。 手で抜いてもらっただけなのに・・・・
なんでしょうね、この充実感。 自分でするより、女に口でしてもらうより、遥かに気持ちが良い。
体でオイルを塗ってくれるマッサージより、横揉みというボディマッサージの方が、断然リラックス!!
マズイですよ先輩。 癖になっちゃうかもしれません。 うみの中忍の“気”も凄く気持ちがいい。
先輩が口にした“つまんない任務”を想像したのかな、マッサージしながらうみの中忍はこう言った。
“どんな任務であろうと、迅速かつ正確にこなす木の葉の暗部を誇りに思っています”だって。
そのせいで、一気にボクの息子が硬くなっちゃったんだけどね。 指から優しい“気”が流れてくる。
こうやって立ち寄った忍びの、心身を癒しているんだね・・・・・ う〜ん、ハマっちゃいそう。
上忍達がメロメロになるのも頷けるよ。 三代目が・・・・ 鍛えたのか・・・・ さすが元祖エロ爺だ。