真実を抱きしめる 2
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今日は先生が挙げたがったオレ達の婚礼の儀、俗に言う結婚式。 オレ達忍びの婚儀は、火影岩に誓う。
《病める時も健やかなる時も、共に居る事を誓います》この言葉をかけ、互いの指に口づけをする。
忍びにとってチャクラは命の源。 その練ったチャクラを放出するのが手。 指は印を組む大切な所。
だから他人にそこを預ける・・・ という意味で、指に口づけをする。 それを歴代火影に知らせるんだヨ。
ま、儀式っていうのはどこの国や里でも、お堅い縛りがあるんだよネ。 例にもれず、木の葉隠れの里も。
当事者の好みの問題だけど、現火影の三代目に立ち会ってもらって、後から火影岩に登るだけでもいい。
でもオレ達は暗部の部隊長だしネ。 一応、ケジメとして部下には知らせておかなきゃならないでショ?
イルカ先生はアカデミーと受付の二か所を担当してるから“お付き合い”というモノもあるし。
だから大々的な婚儀になるのは致し方ない。 それにサ、先生がどうしても、って言うからネ。
で、まず家で予行練習として、互いの指に口づけってのをやってみた。 そしたらサ・・・・ もう、エロ!
なんでイルカ先生は、あんなにお誘い上手なんだろうネ? チョット、神聖な指チューでショ?!
ナニそのタメは! そんなヘンなピンクの間はいらないでショ?! って思うぐらい、ゆっくりと・・・・
「ぁ ぁぁっ ふぅ、うっ! なん、で・・・・・・ あぁぁあっ! っっつぅ! ん、ん・・・・・」
「まったく! ちょっとぐらい我慢できないの? イルカ先生ってば!」
「俺・・・・ は・・・・・ ぁんん・・・・ はぁぁ・・・ ぁぁ、 あっ! ひぅぅ・・・・」
「せっかくの式当日なのに! ほら、皆、待ってるんですよ?!」
このエロイルカ! 仕方ないから、ちゃっちゃと挿入したんだけどテンゾウの番で“イルカ締め”がキタ。
“イルカ締め”はイルカ先生の必殺技。 イヤ、あんまりスゴイから。 敬意を込めてそう呼んでるのヨ。
前触れもなく突然締まるからサ、キツイのなんの! ちぎれちゃうでショ?! 血液循環させてあげてっ!
思わず、そうお願いしたくなっちゃうぐらい。 DVみたいであんま宜しくないけど、背に腹は変えられない。
ペチペチとイルカ先生の頬を軽く叩いてあげる。 すると世話焼きのお人好しでも忍びだから、すぐ気が付く。
いくら暗部のオレ達でも、急所は鍛えられないからサ。 コレ、3pじゃなきゃ細胞が壊死しちゃうよネ?!
毎回毎回、テンゾウとオレをヒヤリとさせるなんて・・・・ イルカ締めは最強だヨ、写輪眼でも見切れない。
「「火影岩の前でそんなエロチャクラ出すつもり?! もうっ!!」」
「やぁやぁああああっっ!!! ・・・・・くぅっ!・・・・・〈ガクッ!〉」
「ぎゃぁ! テンゾウ、オレもイルカ締めキターーーッ!! ヘルプッ!!」
「イルカ先生っ! ほら、起きてっ!! 先輩のが壊死しちゃいますよ?! 〈ペチペチ!〉 」
「・・・ん・・・・ はっ?! うっ・・・ (また失神しちゃったのか・・・・)」
「・・・・ほっ! ボクはさっきので打ち止めです、さあ、皆が待ってます、行きますよ?」
「ふぅ! もう! イルカ先生のおかげでスッカラカンだヨ! ア〜 オレももう出ないヨォ〜」
「・・・・・・・・・。(俺だって出ませんよもう・・・・・) 」
昨日の今日でショ? いくらイルカ先生のおねだりでも、これ以上は無理! オレ達、頑張ったよネー?
夜は夜で頑張ったしサ? こんなに好き者の婚約者を持つと大変だヨ? ホント、二人いて良かった・・・・
交代で順番に入れられるもん。 ナニも守りっこ出来るし。 ふぅ・・・・ やっと火影岩に行ける・・・・
ン? チョット、イルカ先生、早く支度しなさいヨ、遅れちゃうでショ?! 充実してる場合じゃないの!
「ナニ、その沈黙・・・・ ア! ゴメン、ゴメン!」
「ああ、キスマークのおねだりですね? これはすみません!」
「「 ち゛ゅぅーーーーーーーーっ! ズッポンッ!! 」」
「 いでーーーーっ!! 吸い過ぎっ!! 吸い過ぎだからっっ!!」
「ホラ、コレ着せてあげるから! ハイ、手。 貸して。 ・・・・ハイ、左手もっ!」
「ほんとに世話のかかる・・・・・ ハイ、足。 こっちも。 ・・・・立って下さい!」
まったく! 甘えたい気持ちは分かるけど、オレ達に甘え過ぎっ! 着替えぐらい一人で出来るでショ?
先生が予行練習の途中で発情しちゃったから、ダルダルの腰になっちゃったんでショ? もうっ!
ン、白のモーニングなかなか似合ってる。 オレ達ホドじゃないけどネ。 行くよ、イルカ先・・・・・
「 お願いがあります・・・・ カカシさん、 ブル呼んで下さい・・・・ 」
「またですか? 先輩の忍犬をタクシー代わりにしちゃダメですよ。 ブルは暇ですから良いですけど。」
「ヒマなら早く出して下さい! 俺、変化してブルに乗って行きますからっ!!」
「しようがないなぁ〜 ・・・・・口寄せの術っっ!! ブル、イルカ先生、のっけてあげて?」
「ごめんな? ブル。 ・・・・また頼むよ。」
「・・・・・・・・・心得た。」
「あー テンゾウさん。 俺に子供変化かけて下さい。 チャクラ練れません。」
「「またこのパターン?! 先生、子供好きもたいがいにしなよっ!」」
「・・・・はははは・・・・・ すみませんね、大の子供好きでっ!」
仕方ないからブルを呼び出した。 先生は八匹の忍犬の中でブルが一番好きみたい、やたらネダられるのヨ。
ブルにまで嬉しそうに子供好き宣言してる。 あ、わかった! オレの忍犬チームの頭はパックンだけど、
大きさでブルだと思ってるとか?? ・・・・ブル、ごめーんネ? イルカ先生の自慢聞いてあげてくれる?
「・・・・・・イルカ。 いつもながら・・・・・ 迷惑かけるな?」
「ふふふ、いえいえ。 俺、本当に子供好きですから。 メロメロですもん。」
「「そんなこと分かってるのっ!」」
「・・・・・・・くすっ!」