命の代償 14   @AB CDE FGH IJK LNO P




呪印にハマったのは偶然じゃない。 魅了系の瞳術だろうな、ってのは察しがついたし。
でもネ、誘惑に勝てなかったの。 “全部呪印のせいだから”って言い訳ができる状況にネ。
必死で瞳術に抵抗しようと思えばできたヨ? でもしないのは任務内容が変更になったカラ。
錦麹家の粛清なら4人の方が断然速いケド、錦麹一家のケジメだけでイイんだもん、二人で充分。

顛末はアズサとカオルに任せておけばOK! オレとテンゾウは待ち時間を有効活用したダケ。
オレ達みたいなのが海野中忍をみつけちゃったら、もう大変。 拉致監禁しちゃうネ、絶対。
当たりだってわかってるクジだヨ? 引いた者勝ちでショ。 マ、同時に引いちゃったケド!

そ、オレとテンゾウはネ、分かってて海野中忍の瞳を覗き込んだの。 決まってるじゃない。
海野中忍の人として甘さを残した優しい心を欲しいと思った。 この瞳に捕えられてもイイって。

しかし、さすがというか。 アズサとカオルには分かっちゃったみたい、恩に着るヨ。
持つべきモノは同じ獣の友。 似すぎているから何を求めてるのか、すぐに分かったんだネ。
ただの獣が二匹争ったら獲物を食い千切っちゃうケド、テンゾウとなら意思の疎通はバッチリ!
腐ってもオレ達は四天王の一角、海野中忍を食い千切っちゃう様なヘマはしない。 任せてチョーダイ。

フフフ! カオルとアズサは弥平さんを伴って出て行ってくれた。 もちろん城医の首も忘れずにネ。
気が利くったらないヨ、まったく! 大丈夫、あの二人の期待には応えるカラv ネー、テンゾウ?
 
あのサ、生きてたら人生いいコトあんのネー。 今実感してるヨ。 間違いなく人生最高の瞬間。
人体の不思議ってヤツ。 女なら愛液が勝手に溢れてくれるケド、男はそうはいかない。
なのに海野中忍のアヌスは違ったの。 どういうワケか体液が溢れてくんの、もうヌレヌレv

多少のオアズケ状態は覚悟してたのに。 もしかして呪印の瞳術はクノイチが使う魅了系カナ?
とにかくスムーズに導入、まるで双成の女と3Pしてるみたいだったヨ、二輪挿しは無理だけどネv

ぅぅ・・・ ぅー ・・・・・ 」
「信じられない・・・・ ・・・・ こんな体、お目にかかったコトないヨ・・・・」
「ほんとですよね・・・・・ いくら魅惑系の呪印でもここまでなじんでるなんて。」

「・・・・・オレの為の体?」
「・・・・・ボクの為の尻?」
「「ぷっ! あはは! 最高っvv」」
「 ・・・・・・・・・・・さい・・・てー 」

「またまたーv あんなに感じてたのに?」
「ネー? 軽くオレ達の倍はイってたヨ?」
「 ・・・・・・う、る・・・ さ・・・い 」



そうなんだよネー。 体の相性がイイっていうのは普通何度も寝てから言うセリフでショ? なのにサ。
海野中忍は“俺男ですよ! 抵抗ないんですか!”とかなんとか言ってたケド。 これぽっちもナイ。
胸もなけりゃ膣もない男とシタのに、そんなの気になんないヨ。 まったくもって違和感ゼロ。

多分このヌレヌレのアヌスのせいだネ。 ホント、摩訶不思議。 ケドなんとなーく予想はできる。
海野中忍にかけられてるという魅了系の瞳術は、伽系のものなんじゃないか、って思うんだよネ。
でなきゃ男なのに愛液が腸に溢れるワケないモン。 行為に耐えられる様な体にされたんじゃないかナ。

思わず海野少年の不幸な生い立ちを想像しちゃったりなんかしたりして。 だってこんなにカワイイし。
立派に育った今でさえ、オレ達血の気の多い戦忍からみたら拉致監禁したい、って思うもん。
もしかしたら。 海野中忍はそんな思考の持ち主に攫われたコトがあるのかもしれないヨ?


ねぇ、テンゾウ。 オレ達って結構ガキの頃から恐れられてたじゃない、遠巻きにされてサ。
自慢じゃないけどオレの父さん、自殺するまでは白い牙とか呼ばれてて他里からも恐れられてたし。
テンゾウはビーカーで育ったし。 襲われる心配とか攫われたりする心配とかなかったよネ・・・・

ホラ。 海野中忍って、優しいし素直だし忍びのクセに人懐っこいしサ、妙に人好きのする笑顔だし。
ちっこい頃はそれこそ、今より輪をかけてメタクソ可愛かったのは容易に想像できるじゃない?
おまけに程よく弱っちいしネー。 ヤ、腕っぷしが、ってコト。 子供だもん、大人には敵わない。
ぶっちゃけ、そういう趣向の輩はたまんないと思うヨ。 だから三代目が守ってたんじゃないの?

「海野中忍、聞いていい? 三代目が帯に封印術式を細工した事、知ってたんですか?」
「・・・・・・いえ。 市井に・・・ 出る時は身につけろ、ってだけ・・・・」
「そっか。 だよネー? 知ってたらオレ達の前で帯を解くワケないもんネ、ナルホド。」
「・・・・・まさかあなた方に 影響があるなんて んっ・・・・」

「・・・・はぁ、っ、 ふぅ・・・・ ふぅ・・・・」
「「・・・・・・・・・。」」

・・・・・ゴクリ。 あのネ、ソレ止めてヨ。 今チョット充実してて人に戻ってたダケなの!
海野中忍の不幸だったかもしれないイケナイ少年時代を想像して、同情っぽい思考になったり。
部下がめっさ尊敬してる暗部四天王としての人格に戻りかけてたのヨ? でもソレでぶち壊し。

その眼。 ハッキリと欲情にまみれて潤んでいるその眼はネ、もう犯罪。 ナンなのヨ、ソレ。
精子を生成できる健全男子なら老若問わずブチ込みたくなるじゃない、そんな眼でみられたら!
そういう瞳術だって知ってるケド! 必死で抵抗できなくもないケド! するワケないっつーのっ!

「モウッ! 誘っちゃってv」
「なですかモノ欲しそうにv」
「「もうワンラウンドね、了解w」」
「 ?! ・・・・ば! はぅっ! ちょ・・・ っ・・・・ 」


アー ココ凄いよネ、ホント。 変態じゃないからやんないケド、フィストファックもできんじゃないの?
・・・・・。 ダメダメ、そんなのは例えできたとしても・・・ 指だけなら全部・・・ イケるかもヨ?
女にだってヤったコトないのに、この手が・・・・・ 悪魔の囁きが・・・・ アッ! テンゾウッ!!
お前、なにやってんのヨッ! オレが必死でこらえてんのに意味ないでしょーがっ!!

「す、すみません、でもさすがに我慢できなくて。」
「ヤ、オレもだけどサ。 木遁って、便利だーネ?」
「 やめて・・・ はぁぁ・・・ っっ  ぁ・・・ ぁ・・・・ っ! 」
「「・・・・・・・・・エロッ!!」」

フィストファックは無理でも指5〜6本ならイケるかなー なんて、オレが思ったと同時に木遁が発動。
同じ思考回路で葛藤してただろうテンゾウが、海野中忍のヌレヌレアヌスを押し広げた。 エロすぎっ!!