命の代償 15
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木遁で触手を作り熊手の様な形に変形させてアヌスを広げてる。 クニャクニャしてて軟らかい。
ボクとカカシ先輩は誘惑に勝てず、広げたアヌスの少し奥、腸壁をなぞる様に指を這わせてみた。
とたんにじんわりと透明な液体が溢れてきて、プルルンとした幕が腸壁に出来上がる。
「 ぅん・・・・ や・・・ めろ・・・ って・・・・ っ! 」
「うわー なんというか・・・・ 感動すら覚えますね、こうやってみると・・・・」
「・・・・・ウン、全くもって同感。 ワセリンいらずの魅惑のアヌスだーネ・・・」
「「ここで包んでくれてたのか・・・・・」」
「 ぅー ぅー! ぅー ぅー! 」
海野中忍の特別柔軟仕立てなアヌスは、魅惑系の術の副産物かもしれない。 大いにあり得る話だ。
内臓を守る為だろうね。 腸壁の体液が過剰に分泌されるのは、それ以外に説明がつかないよ。
女の膣から溢れる愛液、いやそれ以上だと思う。 可哀相だけど、ボク達にとっては嬉しい誤算だ。
「うーうー 言っても無駄だよ? 可愛いだけだから。 ふふ!」
「 ・・・・・・ ばか、やろぉー んっ・・・・ 」
「モウッ! 煽るのも上手なんだから! 同じ男だもんネー?」
「 煽ってなんか・・・・・この ・・・・・ん、ぁぅ! 」
海野中忍、そろそろ気づこうよ。 そういう可愛い反抗は、ボク達を喜ばせるだけだって事に。
体内温度が高いのは当たり前。 でも海野中忍の体内は、心の中まで温かくしてくれる気がした。
これはまさに運命の出会い。 何を隠そう、ボク達は性交に関して制限付きの忍びなんだよ。
カカシ先輩の場合は、眼球を他人から移植したのに、体に取り込んで同化させてしまった特異体質が。
ボクの場合はこの熊手触手からもわかる様に、木遁秘術を扱える柱間細胞と融合できた、この体質が。
ボク達の生粋の精子は里の研究対象という訳。 遺伝子処理を施されて、厳重に冷凍保存されている。
確実に体質を受け継がせる人工授精が行われるんだと思う。 だから膣に射精と生本番は厳禁なんだよ。
でもそこは男、俗物的な欲は当然あったから、アナルセックスで類似体験を試みたんだ。
相手は老舗の遊女、さぞ慣れてるだろうと思いきや、違った。 正直、萎えそうだったな・・・
潤滑剤をアヌスやペニスに塗ったくらなきゃならないし、入れにくくてキツくて動けやしない。
プロの女でもギリギリと唇を噛んでいる様は、拷問してる気になっちゃって全然楽しくなかった。
密偵や抜け忍を捕縛したら、拷問はもれなくセット。 金を出してやる必要なんてどこにもない。
いらない労力と無駄な時間、二度と御免だ、とまで思ったあの経験を活かせる時が来るとは。
おまけに海野中忍は男、孕む可能性は皆無。 生本番で出し放題、晴れて生挿入解禁、という事。
誤解のない様に言っておくと、生本番の前にちゃんと“愛する人と”を付け加えてくれるかい?
生贄の刻印をつけられ、死んでいたかもしれない。 なのにそこの大名家や家臣の身を案じたり。
城の子たちと戯れたり三代目の淋しさを感じ取ったり。 人間らしい優しさを残したままの忍び。
そんな彼だからわざと瞳を覗き込んだんだよ? これを運命の出会いと呼ばず、何と呼ぶのか。
「 ・・・しんじ・・・ れな、い・・・ あんたら・・・ 底なし? 」
「ホーラ、そういうの。 ひょっとして無意識なの? モウッ! カーワイイv」
「くすくすくす! ボク達を喜ばせる天才。 褒められちゃいましたね、先輩。」
「 ・・・褒めてねーよ・・・・ くそっ! 」
「ねえ、海野中忍。 もしよかったら、呪印つけた奴みつけだして殺してあげるよ?」
「 ・・・?! ・・・いや・・・ もう故人で・・・・ それに俺の・・・ 」
「なーんだ、残念! でも気が済むならサ、墓石から骨壺まで粉々にしてあげるヨ?」
「 冗談だろ・・・ 三代目の封印術で俺は充分・・・・・ 」
「過去は過去か。 ウン、そうだネ。 割り切る強さも魅力v さすが木の葉の忍び!」
「あ、そうだ! ボク達も封印術式グッズを作りましょうよ、先輩。 海野中忍用にv」
「 ・・・・・マジで言ってます? 」
「「大真面目w」」
当然じゃないか。 ボク達は運命が導いてくれた恋人なんだよ? 火影様の手を煩わせちゃいけない!
ボクもカカシ先輩も問題児だらけの部隊を率いてる忍び、暗部四天王と呼ばれているのは知ってるよね?
三代目ほど巧妙に隠す事はできないけど、そこらの日用品なら目をつぶってても封印術式を埋め込める。
デフォルメしたイルカ柄なら隠さなくても可愛いじゃないか。 いっぱい作ってあげるよ、ふふふ!
「ヨーシ、燃えてきたヨッ! 術式量産ならオレに任せろ! 人呼んでコピー忍者のカカシ!」
「ではボクはグッズ作りで貢献します! 人呼んで木の葉の大工さん、木遁使いのテンゾウ!」
「いつから恋人に・・・・・・・ うぅわぁっ?!」
「・・・・おい、燃えてるところ邪魔するぞ。 任務完了だ。」
「何を作ろうと勝手だけどさ、帰るよ。 さっさと服を着な!」
「「了解! お疲れ〜w」」
「・・・・・お、お疲れ様です・・・・」
「ちょいとアンタ! こっち見るんじゃないよっ! 危うく目を合わせそうになったじゃないかっ!」
「・・・・早く封印術式が入った帯をつけろ。 男に乗る趣味はない。」
「?! わかってますよっ! なんですか! 俺、ヤられちゃった被害者ですよ?!」
「・・・・自業自得だ。 お前が贄の印を知ってればもっと早急に対応できた。」
「うっ! で、でも中忍がしらなくても仕方がない、って言ってたじゃないですかっ!」
「ああそうだね。 けど三代目の近くに居る中忍なら勉強する機会は山ほどあるはずだよ?」
「うっ! ・・・・そ、それは・・・・ うー・・・・」
二人とも、海野中忍を責めるのはやめて下さい! 悪いのは知ってて目を合わせたボク達なんですから!
あともう一回する時間ぐらい待ってて・・・・・ へ?! 嘘! これでも結構待ったんですか?!
いや、楽しくて時間の感覚が・・・ ただのさぼり? あー そう言われちゃうとね・・・ へへへ!
海野中忍から贄の刻印も消えたし、城主の血筋は絶えたけど弥平さんがいるから錦麹の家名は残るし。
少ししか気が利かなくても二人には感謝しなくちゃ。 愛し合う場も時間も提供してくれたんだから。
仕方ない。 はい、海野中忍、帯。 ・・・・もっとちゃんと締めて。 うん、そう、それでいいよ。
「アズサ、カオル、もう顔見ても平気だーヨ。」
「危険物扱い・・・ 俺って・・・・・。」
「ふふふ! だってこれ以上は海野中忍も無理だもんね?」
「・・・えっとですね。 そういう問題では・・・・ 」
「支度ができたようだね。 ほら、親父様に報告しに行くよっ!」
「おい中忍、贄になってた事は口が裂けても三代目に言うなよ?」
「・・・・・・・り、了解です・・・・。」
? さっきは庇ってくれてありがとう?? 二人に比べたらまだ優しい方か・・・ だって??
またボク達を喜ばせるんだから! はいはい、褒めてないのね? 分かりました、この天然素材めv
・・・・・え、何? もっと勉強するの? アカデミーの教員にでもなるつもり? ふふふ!
「なんだい。 上手くいってるじゃないか。」
「縁結び城下のご利益だな。 ・・・ふっ。」
縁結び城下、か。 その象徴とされた錦麹の城主夫妻が、せめてもの償いに良縁を残してくれたのかも。
この城で事件が起きなかったら、ボク達は海野中忍と出会えてなかったんだ。 そう思ったっていいよね?
「褒めてないっ、つーのっ!! “まだマシな方か”と言ったんです! ちゃんと聞いてました?!」
「「はいはいvv」」
「だからっ!! あーーー もうっ!!」
「「くすくす!」」