忍びの里 14
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先生、木の葉は再生したよ? 暗部にも使える後輩が沢山入ってきた。 結構頑張ったでしょ?
オビト、リン、お前らがいないと、つまんないや・・・ もうイイよな? オレもそっちへ逝っても。
暗部の刺青と面に、先日爆発呪印が施された。 抜けた奴がいたから。 棚ボタだ、やっと解放される。
ーバイバイ、木の葉ー オレは自分の面を、空高く放り投げた。 だが・・・何の変化も起こらない。
ただ、戌の面が落ちて来ただけだった。 ・・・オレはまた死にそこねた。
「ジジイ、オレの刺青と面に細工しやがったな、 くそーっ!」
あの時、一緒に戦うと言ったのに、置いていかれた。 しかも、写輪眼に自害防止の暗示をかけて。
そして、先生・・・四代目は九尾の封印に向かい、そのまま帰ってこなかった。
敵は弱い奴ばかりで、オレに傷一つ負わせられないし、暗部の呪印も役に立たなかった。
そんな時『毒』の噂を聞いた。 オレが気付かない様に、うまく殺してくれるかもしれない。
『潜入中のトコ悪いんだけど、ちょっといい? 今・・・見てたよ?』
『暗部の方ですか、お疲れ様です。 お目汚しをお許し下さい、依頼人の希望だったんです。』
『あんた、・・・何にもしてないよね?』
『強姦されてバラバラに切断され捨てられた娘と、全く同じ方法で殺してくれと。』
『何したの? ・・・・オレの写輪眼で 映せなかったんだけど。』
『はは、それは無理ですよ、体術でも、幻術でもないですから。』
『ねえ、・・・どうやって殺したの?』
『出させるだけです。 俺はコレ専門に訓練されました。 だから、真似は出来ません。
もう、忘れて下さい。 それに、こんなの覚えなくても、あなたはもの凄く強いじゃないですか。』
『・・・そう、出せばいいの、あんたの中に。』
『??』
『コードネーム『毒』色暗殺任務のトップって・・・ あんたのコトでしょ?』
『・・・・。』
『あんたを抱くだけでいいの? そしたら死ねるんだ?』
『っ!! 駄目です!! 俺は・・・』
オレは極秘扱いの『毒』をやっと探し出した。 だが・・・騙された。 オレは死なず、今に至る。
他のくのいちと同じで、暗部のモノを試してみたかっただけだろう。 期待したオレが馬鹿だった。
しかも今度は、オレが目をかけている後輩に色目を使っていた。 ・・・ふざけんな!!!
アイツはオレが死んだ後、暗部を任せようと思って育てた。 利用されてたまるか!!
後輩の目の前で犯してやる。 本性をみせろ! これでアイツも目が覚めるだろう。
男の体なのに、確かにコイツは癖になる。 ムカつくが本当に気持ちイイ。 ずっとハメておきたい。
里の極秘扱いなのは、ひょっとして麻薬のような・・・・ 中毒性があるのかもしれない・・・
この鬱血しない肌がいい。 吸っても吸っても、すぐに消えてしまう。 楽しくてやめられない。
搾り取られるような締め付けも、女より凄い。 気を抜くともっていかれそうになる。
こんなの抱いた日にゃ、間違いなく普通の女なんて抱けなくなるだろう・・・
「かかし、・・・さん、ん・・・なん・・です、俺は・・・あっぅ・・・」
「うるさいよ。 オレは、後輩をあんたの遊びにくれてやるほど、冷めていないんだ。
これでも、アイツには期待してる・・・ やっとオレの後釜を見付けたのに、
あんたの手腕にかかったら、アイツは間違いなく骨抜きにされてしまう。」
「あ、あ、・・・んん・・・ うぅ・・ちが・・・うぅ・・・ま、・・す・・って・・・あぁ!」
「もう黙れ、オレで我慢しとけ。 アイツには手を出すな。」
だいたい、潜入部隊でくのいちなんて、ロクなもんじゃない。 キツネとタヌキばかりだ。
こんな体に訓練されたのは少しだけ同情するけど・・・・ ソレとコレとは別物だ。
コイツの暗殺現場を見た。 寒気がした・・・このオレが。 あんなセックス見たことない。
オレがあんたの遊び相手になってやる。 だから・・・・ なるべく早く殺しに来い。
「木遁! 木錠壁!!」
「・・・クソッ!」
「!!!!」
馬鹿が!! まさか、アイツがオレに牙をむくなんて思ってもみなかった。
助けたつもりだろうが、あんなのを前にしたら・・・・ アイツは自滅する!!
『毒』のいいなりになって、ひざまずく、そんなアイツの無様な姿はみたくない。
大蛇丸の実験体だと、遠巻きにされ、それでも頑張ってたアイツをオレは知ってる。
だいたい免疫がなさすぎる、もっと女を教えとけばよかった・・・・・・ くそ!
木錠壁か・・・。 こりゃちょっと時間がかかりそうだネ・・・ 間に合えばいいんだケド・・・・・